花の日記

山歩(さんぽ)のときに出会った小さな花たちの記録
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海辺の植物
  • アコウ (冬の果のう)

  • アコウの花のう

    アコウの花のうは木の大きさに比べるととても小さくて、大きくなっても1センチくらい
    枝にびっしりと花のうをつけて、幹生花というらしい。
    雌雄異株のイヌビワやオオイタビ、ヒメイタビとは違って、雌雄同株です。
    ということは・・・どこか違うんだろうなぁと、いつものように興味がふつふつと・・・

    ↑この写真はまだ咲き始め、大きさもまちまち
    果のうを捜し歩いてわかったことは、アコウの木は、いつも果のうをつけているわけではないようです。大きな木では、果のうをつけている枝とつけていない枝もあります。総じて、冬では3割くらいの木が 果のうをつけているみたい。
    5月頃に花のうをつけるという図鑑もあったけれど、年に何回かつくようです。

    大きくなった果のう

    この果のうは1センチくらい、少し大きくなっていました。
    さて、それでは中をのぞいて比べてみることにしましょうか・・・(*^-^*)ゞ

    花のう
     一番小さい花のうを割ってみました
     大きさは5ミリくらい 
     ひとつの果のうの中に雌花は2種類咲きます。
     果のうの中に埋まるようにしてるのがあるでしょ?長花柱花(花柱が長い)
     もうひとつは花柄の長い短花柱花(花柱が短い)
     短花柱花はコバチが卵を産み付けて、のちに虫えいになります。
     長花柱花はアコウの種子ができます



    アコウの果のう
     これは1センチくらいの果のう
     中は種子と虫えいでいっぱいです
     でも種子と虫えいの区別つきにくいですね



    割ったところ
     割ってみました
     虫のかげも見えませんね
     もうちょっとかな? 



    w(゚o゚)w
     w(゚o゚)w 
     2次寄生バチが先に生まれたようです
     自然界は厳しいですね
     頑張れアコウコバチ!



    冬の間の果のうのようすでした。
    さて、この続きはやはり初夏になるまでのお預けのようです。

    雄花がいつ熟すのかそれが興味津々
    そして、アコウの果実は食べられると書いてあるものもあるけれど・・・絶対食べたくないかも!
    やっぱり、調べた動機はそれか・・・なんて思ってるでしょ・・・(*^-^*)ゞ

    小さな約束(エジプトイチジクと小さなハチ)
    こんなお話しがありました。

    -------------------------------------------------------------------------------------
    アコウ
    分類  クワ科 イチジク属
    分布  本州(和歌山県南部)、四国南部、九州、沖縄

    アコウの木の写真


    参考文献
    日本の野生植物 木本〈2〉 平凡社
    日本原色虫えい図鑑  全国農村教育協会
    日本産幼虫図鑑  学研
    九州の森と林業 締め殺し木 アコウの生活史 
    花のゆりかごと空飛ぶ花粉
    年度別活動報告書:2005年 - JT生命誌研究館
    身近なイチジク属の植物の教材化
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    11 Comments

    とんちゃん says..."追求心"
    pandaさんの追求心がますます助長されました。
    果のうの中味 最後にきたらやっぱり!!!
    緑色の果のうをみたとき絶対中味もイチジクに似ているなと思ったらそのとおり そっくりですね。
    エジプトイチジクのおはなしも面白かった。
    pandaさんの勉強家ぶりもすごいです。文献読みまくって知識もたっぷりですね。

    果のうは食べられるといってもこれはちょっとね。
    本物のイチジクももしかしたらって思ったらイチジク大好き派としてはビビリ気味
    冬でも立派に実をつけてるなんてエライ!
    虫助けなのかなー
    2009.02.13 08:24 | URL | #- [edit]
    panda says..."とんちゃん、おはよう!"
    私もイチジク好きなんですよ、で、やっぱりおんなじ疑問がわいてきて調べてみました。日本のイチジクは大丈夫なのだそうです。雌株しかなくてコバチが送粉しなくても美味しく熟すとか、だから種もないそうです。
    でも種ができたらほんとはもっと美味しいのかも!と思ったりして…。スイカも種無しより種があった方が美味しいし…。
    こうしてみると虫助けだよね、自分も助かってるけど…植物ってほんとに不思議だ…
    花が咲いてなくて暇をもてあましてるのかも…(*^-^*)ゞ
    とんちゃん、こんな長い文を読んでくれてありがとう!
    2009.02.13 08:35 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    fairy ring says...""
    やっぱりイチジクのような果実がたくさん!
    屋久島ではサルが好んで食べているようです。
    でもね~人間が食べるとなると・・・
    でも美味しそうです~~
    2009.02.13 09:26 | URL | #0/9lwY.w [edit]
    あすかちち says..."pandaさん、こんにちは!"
    プチイチジクやなぁ。
    おいしそうやん。
    そのままガブって食べたら
    虫も一緒やし~高タンパク~!
    でも虫と木は共存共栄やし、
    そこへ人間がくわわるとややこしいしなぁ
    私は見てるだけ~やけど。


    2009.02.13 13:01 | URL | #- [edit]
    かえで☆ says..."アコウの果のう"
    うーん、こちらではお目に掛かれない植物ね。
    私もイチジク大好き人間…まるでプチイチジク。
    ( ´o`)ホッ…イチジクはコバチは大丈夫なのね?
    しかし~pandaさんのお勉強振りは素晴らしいです♪
    感心しながら「エジプトイチジク」も読みました~。

     
    2009.02.13 19:49 | URL | #mn6gys/M [edit]
    KLX says..."キチン キトサンもっ!!"
     こんばんは、pandaさん。

     イヌビワは食べたことがあるけど・・コバチも食べてるかもね。でも、あすかちちさんが言われてるように栄養豊富・・・食べたくないけど。(笑)

     でも・・・どんなに植物のことが好きな人でも2次寄生バチなんて言葉は出てこないでしょうね。
        流石pandaさんだ。
    2009.02.13 20:39 | URL | #H6hNXAII [edit]
    panda says..."こんばんは!"
    ★fairy ringさんへ★
    屋久島ではサルが食べるの?やっぱりいい味なんだね。
    これは人間は食べられないよ…
    でも、夏になったらどんな果実ができるのかそれも、また楽しみなんです。
    もしかしたら美味しそうに熟すとか…
    食べる気はしないけれど、気になってます。

    ★あすかパパさんへ★
    高タンパク~! って芋虫を食べるところもあるくらいだから、
    このアコウの果実もへっちゃらのところもあるよね…でも私は日本人
    食べないよ、虫なんて
    え?甲殻類って思えばいいかもって?
    (-_-;ウーン

    ★かえでさんへ★
    かえでさん、こんばんは
    花が咲いてないし、暇だったのかも。
    鳥さんもなかなか近寄ってくれないし…
    かえでさんもイチジク好きですか、美味しいよね
    乾燥イチジクはちょっとじゃりじゃりしてるけど、あれはなんだろうね…って思うようになった私…イヌビワ?(-_-;ウーン

    ★KLXさんへ★
    イヌビワ食べたの?
    私も食べたよ…ちょっとじゃりってしてた。
    コバチも食べてるかもね、少なくとも1匹は入ってないと熟さないものね…
    2次寄生バチはね、ハチの名前まで調べようと図鑑を見たんだけど、
    特定できなかったのです。
    昔ね、娘達と青虫を育ててる時、青虫の中から寄生バチの幼虫が出てきてね、エクソシストみたいで鳥肌が立ったよ…
    う~思い出しただけでも…(-_-;ウーン
    2009.02.13 23:29 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    yuuko says..."アコウって。。。"
    イチジクにそっくりの実! と思ったらイチジク属なんですね
    最初は果柄はないのにだんだん出てくるのね

    この種類の木の果実には寄生蜂はつきものなのですか?
    面白いですね
    pandaさんの好奇心のお蔭で色んなことを勉強させていただけます
    2009.02.14 08:39 | URL | #7PUYXG.I [edit]
    panda says..."yuukoさんへ"
    >最初は果柄はないのにだんだん出てくるのね
    ほんとだ、気づかなかった。そうそうだんだん果柄がでてきてたよ。
    写真で見るとイチジクにそっくりだけど、1センチくらい、小さいのです。木は大きいのにね。
    イチジク属には共生関係のコバチがいるみたい。イヌビワにはイヌビワコバチ、アコウにはアコウコバチって…
    そしてそのコバチをねらうオナガコバチみたいな2次寄生バチがいて、自然界は厳しい。
    私の好奇心はね、yuukoさんも知ってるなかなかさんから始まったの。それにいつもブログを見てくださる方に虫好きさんもいらっしゃって、色々教えていただいてるし…。yuukoさんのところで、赤いフキノトウを見てびっくりしたり…皆さんのおかげです。
    色々教えていただくのうれしいので、よろしくお願いします、yuukoさん!
    2009.02.14 09:54 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    なかなか says..."ドキドキするけど・・・"
    イチジクの仲間1種とコバチ1種は、とても密接な関係があって共進化と呼ばれています。 pandaさんと同じく、イチジクはすごく好きなんだけど、ほんとにコバチの仲間を目にしたら忘れられなくなりますよね。
    でも、イヌビワが完熟したら美味しいんですよね~ ドキドキですけど・・・
    2009.02.14 23:06 | URL | #wLMIWoss [edit]
    panda says..."なかなかさんへ"
    なかなかさんから、むか~し教えていただいた
    「両全性株(雄株)の花嚢の中での花期は、無性期→雌性期→中間期→雄性期と変動し、
    雌株の果嚢の中での花期は、無性期→雌性期→中間期→後熟期・種子散布と変動する。」というのを見てみたくて!冬でも雄性期の雄果嚢があるはずだと、それらしいのを見つけると割っていますが。。。まだで会えていません。見つかるかな~
    2009.02.15 19:30 | URL | #s3xzpNyI [edit]

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