花の日記

 山歩(さんぽ)のときに出会った小さな花たちの記録

アカメクジャク

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7月末に見ていたノコギリシダの仲間が、アカメクジャクかもしれない・・・
形は整っていないけれど、気になる存在でした。

胞子

夕べ眠い目をこすりながら、顕微鏡をのぞいてみると。。。
勲章みたいにかわいい胞子たちが 大小・・・不ぞろいだ~~!
アカメクジャクでよさそうです

アカメクジャク

ノコギリシダによく似ていますが、アカメクジャクの特徴は
羽片の耳部にソーラスがいっぱいつく点と、上部の羽片基部が多少沿着気味になり
葉質はノコギリシダより薄いのですが、標本にしないと薄いと感じられないことが多いです。
と、教えていただきました。

ソーラス

ソーラス

拡大

拡大してみました。羽片の耳部にたくさんついていました。


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アカメクジャク 赤目孔雀
ノコギリシダとイヨクジャクの雑種
分類  イワデンダ科 ノコギリシダ属
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Comment

2016.09.02 Fri 19:09  おめでとうございます

 これほど羽片の耳状部が発達してソーラスがつくのですから、不定形の胞子を確認すればアカメで問題ないでしょうね。昔フクレギシダとノコギリシダの胞子を混ぜて蒔いたら、けっこうフクレギクジャクが出たのに驚いたことがありました。ただ、フクレギクジャクでも、フクレギシダに似たものとノコギリシダに似たものがありました。この写真のものも、ノコギリシダに似たタイプかもしれません。
 ノコギリシダはイヨクジャクやフクレギシダとは雑種をつくりますが、他の同属の種とは雑種が未知だったように思います。これは異常なことです。種としてのイヌワラビがメシダ属から切り離されたように、ノコギリシダ類三種もいつか別属になるかもしれませんね。
  • #UPCNk2uw
  • 光田 重幸
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2016.09.03 Sat 01:43  ★みっちゃん先生へ★

みっちゃん先生、こんばんは
アカメクジャクの太鼓判ありがとうございます。アカメクジャクを見つけるぞと思って探さなければ、見逃してしまいそうなくらいノコギリシダに似ていました。ここはシダが面白かったのでもう少し通ってみます。
フクレギクジャクはつくば植物園で小さいのを見かけました。ぽっちゃりしたノコギリシダに似ていました。ノコギリシダとイヨクジャクとフクレギシダが一つのグループなんて面白いですね、フクレギシダは姿が違うのに・・・

イヨクジャクもみつけてみたいです。
  • #s3xzpNyI
  • panda
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2016.09.03 Sat 05:15  ノコギリシダ属の細分?

> ノコギリシダ類三種もいつか別属になるかもしれませんね。

鱗片の形質をもとに広義の Callipteris 属を分けた論文 (Pacheco & Moran 1999) がありましたね.そこでは新世界の結合する脈を持つ種のみが扱われ,アジアのシロヤマシダなどは学名の変更を保留されたのでした.
というわけで,私の脳内ではノコギリシダ類は Diplazium,シロヤマシダ類は Callipteris となっております.
ところがその後,後に Diplazium subgenus Sibirica と扱われるキヨタキシダ,ミヤマシダの群が形態的には Callipteris に似るものの系統的には Pacheco & Morran の Diplazium に相当するノコギリシダ群に近い可能性があるとされるなど,群相互の関係がすっきりしていないようですね.

因みに,R.Wei & al. 2013 "Toward a new circumscription of the twinsorus-fern genus Diplazium (Athyriaceae): A molecular phylogeny with morphological implications and infrageneric taxonomy" (Taxon 62 (3): 441–457) では Diplazium は Pseudallantodia, Diplazium (ノコギリシダ類), Sibirica (ミヤマシダ,キヨタキシダ), Callipteris (日本産のその他を含む) に分けられ,その順に分岐したとされています.

なお上記論文の著者の一人である Pacheco は,後に他の論文で Callipteris が結合する脈を持つ群であるかのように述べているのですが,1999年の共著論文にどう関わっていたのか,ちょっと気になります.
  • #PSeUZb.E
  • hnd
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2016.09.03 Sat 10:13  ★hndさんへ★

詳しい内容をありがとうございました。()づけで日本語で書いてくださっていたので、私でもすんなり考えることができました。でも、全部が理解できたわけではありません。まだまだノコギリシダ属は難しいですね。
 これまでノコギリシダとミヤマノコギリシダ、ホソバノコギリシダは同じ仲間だろうと考えていました。でも、ミヤマノコギリシダやホソバノコギリシダはシロヤマシダ類と雑種をつくるので、Callipteris類なのかな・・・そういえば光田先生のコメントの中にノコギリシダ属のシダをアップするたび、シロヤマシダ類と関連付けてお話してもらっていたような気がします。今まで理解できなかったのですが、もっとよく観察しなくてはCallipteris類は名前を同定できないことがわかってきました。

ありがとうございました。
  • #s3xzpNyI
  • panda
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