花の日記

 山歩(さんぽ)のときに出会った小さな花たちの記録

マルバオウセイ

クリックすると大きくなります。

ちょっと時期はずれなのですが、同じ山の植物が続くので長崎の植物を混ぜますね、
2月から写真展をするために、過去の写真を整理していて出てきました。
マルバオウセイ、平凡社の図鑑には詳しい説明は無く野母崎に自生するとだけ書いてあり
野母半島海岸沿いや少し内に入ったの林縁に普通にあります。
また、野母崎だけでなく県北の海岸沿いでもみかけました。

花

花は4月下旬、葉腋に2-5個つけて下垂していました。
茎の高さが1mを超えるものは斜めに倒れ気味、

小ぶり

小ぶりなものはナルコユリのように上部が弓状に曲がっています。
マルバとつきますが、葉の形はいろいろで

丸い

これは丸い葉

花

花の基部は1mmほどの短柄があります。

花糸

花糸は無毛。

果実

6月11日撮影

根茎

茎は丸くて無毛、地下茎は横にはい、節間は短い・・・のかな?
調べていたときはナルコユリの大きいのと区別がつかず、今までフォルダの中に入れたままでした。

オウセイ(黄精)とは ナルコユリの根を乾燥した漢方の生薬のことで、葉が丸いからマルバオウセイなのでしょう。小石川植物園で栽培されている写真を見ると小ぶりですが、海岸のものはかなり大きくがっしりしています。
Yリストには 「C.Jeffrey in Kew Bull. 34: 445 (1980) はナルコユリの異名とする」と書かれています。

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マルバオウセイ  丸葉黄精
分類  ユリ科 ナルコユリ属
分布  長崎県

※分類体系は平凡社「日本の野生植物Ⅰ-Ⅲ」に従っています。
 現在は キジカクシ科 アマドコロ属
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Comment

2016.08.27 Sat 19:28  

また知らない花が出てきたよ、全く見当もつかず、と思ったらナルコユリの仲間ですか。
しかもYリストだとナルコユリの異名だとか、ならば(・_・)ノ~ ゜ポイ ヾ(^^;)近頃多すぎるぞ
ナルコユリの根は漢方に使うんですか、漢方用に改良したのに名前をつけたかなと思ったけど海岸の地下茎が大きいんですか。
ナルコユリに限らず根を見ることはまずないからやはりパスでいいな。

2016.08.28 Sun 00:40  ★平家蟹さんへ★

平家蟹さん、こんばんは
マルバオウセイはナルコユリとは雰囲気が違うんです。でも細かいところを見てみると似ている・・・Yリストにはナルコユリの異名とする見方もあると書いてあるけど、どうなのかなぁ・・・たくさんあるので誰か研究して答えを出してほしいなと思います。
根っこは調査のときに撮らせてもらったのです。この仲間は根っこも大事みたいです。
今日は涼しい夜です、おやすみなさい。
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  • panda
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2016.08.28 Sun 03:36  完全に異名とされたのでは

 マルバオウセイは私も学生のころ野母崎で探したもの。わかりませんでしたが。Yリストにある変種は後輩の田村実君が小泉源一の命名した学名を組み替えたもので、異名ではなく有効名です。
 ちなみに田村君はDNAをつかってキジカクシ科などの系統を調べておられ、この組み合わせは評価すべきものです。彼とは、一緒に対馬を調査したことがあります。京都から車で行ったのですが、ずっと彼が運転していました。タフな方です。
  • #UPCNk2uw
  • 光田重幸
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2016.08.28 Sun 07:49  ★みっちゃん先生へ★

みっちゃん先生、おはようございます。
長崎は1ヶ月ぶりに雨がふりはじめました。これで秋に近づくといいなと思います。マルバオウセイは有効名でいいのですね。ありがとうございます。

田村先生の「アマドコロ属植物(ユリ科)の種生物学的研究 : III.日本及びその隣接地域産の種の花糸の形態」を読んでも、よく理解できずにいました。ここではナルコユリとマルバオウセイを同じものとして扱っていないから、有効名でいいのでしょうか。なんとなく、私の中ではこれで一件落着したようで安心しました。同じようにヒメイズイもまるで大きさが違い、まだファイルの中にそのままです。
  • #s3xzpNyI
  • panda
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2016.08.28 Sun 10:18  こんにちは

オウセイとは初めて知る名前でした。生薬名なんですね。花糸まで良く観察されましたね。流石です。

2016.08.28 Sun 10:28  ★多摩さんへ★

多摩さん、こんにちは
以前は調査に同行させていただいていたので、観察ポイントを教えていただいていました。今は自力なので何度も通うことになり、ちっともはかどりません ^m^ でも、気楽~にのんびり観察するのも楽しいです。
それに、困ったときは皆さんに助けてもらっているので、ありがとうの気持ちがいっぱい。多摩さんのブログでもいろんなことに気がついているんですよ。ありがとう!
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平凡社
 日本の野生植物草本1-3
 日本の野生植物木本1-2
 日本の野生植物シダ 
 日本の帰化植物
日本帰化植物写真図鑑(全農教)
日本のシダ植物図鑑1-8
     (東大出版)
しだの図鑑(保育社)
日本のスゲ(勝山輝男)
カヤツリグサ科入門図鑑(全農教)
イネ科ハンドブック(文一総合)
日本の水草(文一総合)
日本のテンナンショウ(北隆館)
増補改訂新版日本のきのこ(山溪)
検索入門きのこ図鑑(保育社)
長崎県植物誌(中西弘樹)
長崎県植物誌(外山三郎)
長崎県シダ植物誌(松林文作)
対馬の花ⅠⅡ(邑上益朗)
九州の野の花 春夏秋
日本の野菊(山溪)
樹に咲く花1~3(山溪)

Flora of japan
その他
から引用しています

参考にしているサイト
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大阪南部の自然シダ植物
日本のシダ植物
西宮の湿生・水生植物

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