ジャヤナギ
丸っこくて、小さくて可愛いヤナギに出会いました。花穂の長さ1.5cmくらい。
この時期、葉が目立たず、花芽ばかりが目立ちます。
株立ちではなく、一本立ち。
多摩川べりを2日ほど探したのですが、雌花しかみつからず。
雌花穂は楕円形で1,5cm、小型の葉を1-5枚つけた短い柄があり
子房と包には白い軟毛が密生。腺体は淡黄色で2個。
花柱は子房の半分くらいの長さ、柱頭は左右に開いて巻いています。
枝は分岐点で折れやすいのが特徴なのですが、そうそうボキボキ折るわけにもいかず
花穂を分解するためにもらった枝は折れやすかったです。
雌株だけでも、クローン作戦で増えていくジャヤナギ、
若葉はまだ小さく、特徴がわかりにくいのですが強い光沢があります。
成葉になると被針形で長さ10-15cm、幅1-2.5cm。先は長鋭尖頭で、鋭細鋸歯。
葉は両面無毛、表は濃緑色、裏は白いということでした。
またいつか、葉を確認できるといいなと思います。
こんなに大きな木もありました。
右下に見えるビニールシートは、ホームレスの人の家です。
ジャヤナギはヨシノヤナギやオオタチヤナギに似ているのだそうですが
分布と調査報告書からジャヤナギではないかと思います。
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ジャヤナギ
別名 オオシロヤナギ
分類 ヤナギ科 ヤナギ属
分布 本州(東北に少なく、関東以南)~九州
撮影地 多摩川下流
樹皮
参考ページ:多摩川におけるヤナギ林とその分布とその成立について