花の日記

 山歩(さんぽ)のときに出会った小さな花たちの記録

フユノハナワラビ

フユノハナワラビ

明るい草原のフユノハナワラビです。栄養葉は10cmくらいの三角形で小さめ
胞子を出し終えた胞子葉は、ほとんど倒れていました。

鋸歯

少し紅葉していますが、葉裏は緑色、鋸歯は鈍頭。

毛

葉柄の毛は早落性で、少し残っているくらいです。

林縁

林縁に近づくと、植物体が大きくなり、葉が薄くなります。

クリックすると大きくなります。

そして林の中に入ると・・・これもフユノハナワラビだろうか?
と、思うようなものがいっぱい。

アイフユ?

胞子を出し切った胞子葉も立っていたり倒れていたり、葉も草質です。
全部フユノハナワラビなのかしら??
オオハナワラビとの雑種、アイフユノハナワラビとしてもよいものではないかしら?
でも、オオハナワラビは無く林の中は、こんなハナワラビばっかりでした。

鋸歯

鋸歯はこのくらい。

クリックすると大きくなります。

三出の頂羽片を比べてみました。一番左が明るい草原のフユノハナワラビです。

fuyunohanawarabi9.jpg

ハナワラビの仲間は図鑑の記述だけでは理解できず、とりあえず今年はここまでまとめてみます。

フユノハナワラビ

11月初めのフユノハナワラビ


往復4時間の道のりは、帰りは眠くて目を覚まそうとフユノハナワラビがあった草地によってみました。目はぱっちり覚めました。


2015/10/21
日向のフユノハナワラビを日陰で育てたら、葉が薄く鋸歯が目立つようになるのか実験してみました。

2月
(クリックすると大きくなります。)

2月、近くにオオハナワラビのないところのフユノハナワラビを選びました。
育てた場所は3方を壁に囲まれているうえ、夏はさらにクサソテツの陰になりほとんど日は当たりません。

10月

春にはいったん地上部は枯れて、新しく出た葉です。
やはり、葉は薄く鋸歯は尖りぎみになってきました。
また、草体も地面にピッタリと広がるのではなく担根体が伸びていました。
まだ胞子が熟していなかったので、後日追加したいと思います。

このことから、フユノハナワラビは日陰で育つと葉の形がおおきく鋸歯が尖るということがわかりました。またsuzuki@hyougoさんも同じような実験をされて、「林の集団は形のばらつきが大きかったので日向で育ててみたんです。結果、よく見るフユノハナワラビになりました。」ということでした。

クリックすると大きくなります。

日陰で育てたフユノハナワラビを横から見たもの。

-------------------------------------------------------
フユノハナワラビ
分類  ハナヤスリ科 ハナワラビ属
分布  北海道(渡島)~九州

向陽の山地や原野にはえる、小型の冬緑性草本。

クリックすると大きくなります。 向陽地のフユノハナワラビ
クリックすると大きくなります。 林内のフユノハナワラビ
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Comment

2015.01.29 Thu 10:13  

フユノハナワラビとオオハナワラビは何とか区別がつくかなと思っていたのですが雑種があるんですか。
しかもアイノコじゃなくてアイなんて省略しすぎ(^^;)
でも一目見て何となく違うなと分かるpandaさんに拍手(^^)//""""パチパチ
私ならもし違いが分かっても見なかったことにしよう、ということになるだろうなヾ(^^;)

ここんとこ暖かかったけどまた寒くなりそうですね、野草もちょっと一休みかな。
pandaさんの目を覚ますには冬の寒さより悩ましい野草であるとφ(.. )メモシテオコウ ヾ(^^;)

2015.01.29 Thu 22:56  

おじゃまします。
最近では、ヨモギの葉っぱもハナワラビに見えてしまうという重傷っぷりです。
日向の草地に生えていたやつ、フユハナっぽいですね。
周辺のやつも同じ形でしたか?
自分がフユハナと思ってたとこのやつは、よくよく見ると形がばらばらで怪しくって。
最後の写真を見ると、日陰の2つはホソバオオハナ系とオオハナ系のアイフユかな?なんて思ってしまいます。
でも、なぜかと聞かれても説明はできないんです。
困りましたねぇ~。
コメントを書いてはみたものの、一緒に悩むことしかできないわけですが・・・。

  • #qbIq4rIg
  • Suzuki@hyogo
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2015.01.30 Fri 00:55  ★平家蟹さんへ★

平家蟹さん、こんばんは
一目見てわからないから悩ましいんです・・・
以前の私だったら、みんなフユノハナワラビとしていたのですが、オオハナもフユノハナワラビも自信を持って言えなくなってしまいました。なんというか・・・ここのはまだ小さいほうで、オオハナがあるところのは、お化けみたいなフユノハナワラビがあるのです。でも図鑑では葉の高さは15-55cmとあるから、フユノハナワラビなんですよね・・・
そのあたりがよくわからなくて・・・・
  • #s3xzpNyI
  • panda
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2015.01.30 Fri 01:17  ★suzukiさんへ★

Suzukiさん、こんばんは。
日向のものはみんな小型で、葉が厚くて、胞子葉も倒れていて、葉柄の毛もなかったです。こんなものばかりだったらいいのですが、林の中にあるフユノハナワラビは、葉も込み合って、裂片の形もイロイロでほんとにフユノハナワラビなのか?と・・・ 
フユノハナワラビを日陰の腐葉土で育ててみたいです。それで、50cm以上あるお化けみたいなフユノハナワラビになってくれたら、悩みは解決するんだけど・・・そう簡単にはいかないかしら?Suzukiさん方式で庭で育ててみたらわかるでしょうか。一緒に悩んでくださってありがとうございます。オオハナのほうは、まとめられないくらいまだ混沌としています。 (┯_┯)
  • #s3xzpNyI
  • panda
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2015.02.01 Sun 19:54  そうそう、これこれ!

 私がアイフユに抱いている一抹の不安が、こういうものなのです。ながらく私は、「フユノハナワラビは日陰地では葉が薄くなり、鋸歯が尖る」と思い込んでいました。近くの陽地には典型的なフユノハナがあり、林の中にはまったくオオハナがないのに、こんな「フユノハナ」が出ることが多いのです。
 これはオオハナとの雑種が種にまで分化して林の中で幅を利かせている可能性もあるし、ただのフユノハナの生態型であるかもしれません。栽培実験をする値打は充分にありますね。あと、胞子の観察とかも。
  • #UPCNk2uw
  • 光田 重幸
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2015.02.01 Sun 21:50  ★みっちゃん先生へ★

おかえりなさい。沖縄は楽しかったですか?
羨ましいのであんまり自慢しないでくださいね^m^ でも、次にこまさんにお会いしたときはちゃんとみっちゃん先生のお話を伝授してもらおうと思っています。

フユノハナワラビとアイフユノハナワラビが見わけにくいと言われたことがわかりました。今回は胞子が飛んでいて残っていませんでした。前にオオハナspの中にあった、セリ葉のフユノハナワラビらしいものは胞子の形や残り方を考えるとアイフユなのかもと思うのですが・・・そんな葉の形はこの林内にもありました。というわけで、堂々巡りです。

フユノハナワラビはたくさんはえていたので、庭に植えてみます。今、草ソテツも植えているんです。こごみを食べたくて・・・その中に植え込んでみようと思うのです。
  • #s3xzpNyI
  • panda
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2015.02.03 Tue 08:57  こんにちは

アイフユ?オオハナ?ハナワラ?
私にはちんぷんかんぷんです。
いつもながらpandaさんの探究心に脱帽です。
  • #rId1tC1Q
  • 多摩NTの住人
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2015.02.03 Tue 16:41  フユノハナワラビ

6枚目の画像はうちの日陰の庭に生えたフユノハナワラビ(?)によく似ています。
http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2013-12-11

でも胞子を顕微鏡で見て、検索した同定画像と比較しても、アイフユノハナワラビとの違いなど説明できませんでした。
今後pandaさんがお庭で育てられて分かりやすく説明していただけるのを心待ちにしています。

2015.02.03 Tue 22:02  ★多摩さんへ★

多摩さん、こんばんは
それが・・・ハナワラビの仲間を見わけるのって難しい・・・と、今年悟りました。前にもフユノハナワラビかオオハナワラビかわからないのがあるなとは思っていたのですが、フユノハナワラビもオオハナワラビもわからないという忌々しき事態 ^m^
  • #s3xzpNyI
  • panda
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2015.02.03 Tue 22:10  ★夕菅さんへ★

夕菅さん、こんばんは。
夕菅さんのフユノハナワラビもみせていただきました。そちらは、モトマチやアカハナなどもあり、ハナワラビ激戦区!私もフユノハナワラビとするだろうなぁとは思ったのですが、コメントできませんでした。夕菅さんは胞子まで観察されていて、私より一歩進んでいます。私は胞子の形が違うんだと最近気がついたんです。また来年報告できるといいけれど・・・あんまり、自信ありません。
  • #s3xzpNyI
  • panda
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2015.02.06 Fri 09:24  

pandaさん、おはようございます。
わたしもフユノハナワラビ見に行かなければと思いながら、
忘れてしまっていました。
このあたりは原野はないので、
林下の日の当たる場所、
でも日照時間は短そうだなぁという場所で見かけます。
まぁこのあたりはそういう場所が多いのですが。

このまえ、アカハナワラビの画像も見せていただいたのに。
フユノハナワラビも冬季に赤くなるのですね。
調べましたら、寒い地域のものは強く紅紫色をおびるということで
これはえらいこっちゃと焦りました。
いまごろこの種のおどろきです・・すみません。
ただ赤くなる前の葉に絣模様が入るとありましたので、
少し安心したのですが、間に合うかなぁ
そんな葉っぱ見たことがあるような気がするんですが。
何をするのも遅くていっこも間に合いません・・

2015.02.06 Fri 23:28  ★ブリさんへ★

ブリさん、こんばんは
フユノハナワラビも赤くなるけれど、裏を見ると緑なんです。で、裏まで赤いのがアカハナワラビ。でも、アカハナワラビは緑→赤→緑と春先はまた緑色になるようです。でも、そのころフユノハナワラビは枯れてるし・・・
赤くなったアカハナワラビを見たことがないので、見てみたいです。
でも、雑種も多いみたいで・・・それがどう出るのか!わかりません。

ブリさん、寒いですね。ねこちゃんを湯たんぽがわりに一緒に寝てるのかな?
  • #s3xzpNyI
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