花の日記

 山歩(さんぽ)のときに出会った小さな花たちの記録

イヌクログワイsp

クログワイに似てる

さっきまで「ため池のクログワイはデカイ」という内容でアップしようと思っていたのですが
どう考えても、田んぼでみてきたクログワイと比べて大きすぎる。

これです

写真では大きさが伝わらないけれど、アンペライかと思うくらいで1mを超えるものもありました。
花序がついたものは少なく、日当たりのいい一画に花が咲いていました。

雌性期

雌性期、小穂は桿の直径とほぼ同じ。

柱頭は3岐

鱗片は円頭で柱頭は3岐、クログワイより密についています。

雄性期

のち雄性期で、雌性先熟。

太さ

茎の太さは5mm前後。
小穂は茎の太さとほとんど変わらず、
光に透けて、茎の所々にしきりの隔壁が入っています。

鱗片

鱗片の先は円頭で(クログワイの鱗片は卵形の鈍頭)

そう果

そう果は約2mm、柱基の付属体はクログワイより不明瞭で熟してもあまり色が変わらない。

イヌクログワイ

ということで、イヌクログワイではないかと思います。
平凡社の図鑑でイヌクログワイは、栽培したものが野生化したのではないかと書いてあります。


2015/12/22
冬のイヌクログワイ

冬のイヌクログワイの報告です。
夏の勢いはありませんが、冬も地上部は枯れていませんでした。

クリックすると大きくなります。

地下茎でつながって成長

大きな株では

大きな株では、地下茎の先端に赤っぽい塊茎をつくるものもありますが数は少なかった。
(別名シログワイというので、白っぽい塊茎ができるのかと思っていましたが違うみたいです)

塊茎

塊茎

これは?

これは芽かな?途中で枯れたのかな?
半分に切ってみたのですがよくわかりませんでした。

子株

ため池で成長するクログワイは大きくなり、イヌクログワイと似てくると聞きますが、
柱頭が3岐することや、冬も枯れないことで見わけることができるのかなと思いました。

クログワイ
--------------------------------------------
イヌクログワイ
別名  シログワイ
分類  カヤツリグサ科 ハリイ属
 
 
クリックすると大きくなります。 そう果のサイズと鱗片

クリックすると大きくなります。  茎の基部は葉身のない葉鞘に包まれる。

クリックすると大きくなります。 隔壁が入っている。  

クリックすると大きくなります。  各部のサイズ

クリックすると大きくなります。 上の写真4個体から、そう果を取り出してみました。

クリックすると大きくなります。 そう果の表と裏

クリックすると大きくなります。 ほっそりした塊茎の断面。中は黒く枯れているのかもしれません。

****マツモムシさんから教えていただきました。
『神奈川県植物誌』では両種の鱗片と痩果の微妙な違いにふれていて、クログワイでは「鱗片は長さは幅の約3倍で先端は鈍く尖り、淡緑色~黄緑色で痩果が熟すと褐色を帯びる。痩果は広倒卵形で上部が最大幅。柱基の基部はやや明らかな盤状で急に痩果となる。」、イヌクログワイでは「鱗片は長さは幅の約1.5倍で、先端は円形で尖らず、白緑色で痩果が熟してもあまり色が変わらない。痩果は倒卵状楕円形で中央付近で最大幅がある。柱基の基部は不明瞭な盤状で痩果に連続する。」

flora of taiwan イヌクログワイ
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Comment

2014.09.24 Wed 01:47  これは難題

 pandaさん、もしかして私のHPのクログワイのページからイヌクログワイのページに飛んで参考にされましたか?あれは塊茎がかなり大きく太っているのですが、実は溜池に生育する大型になるクログワイなんです。索引ページからは削除していたんですが、クログワイのページからリンクを外すのを忘れていて、今しがた急いでリンクを外しました。
 で、pandaさんのものですが、とっても微妙。イヌクログワイの鱗片の先はもっと切形に近い円頭になり、小穂の先があまり細くならないのです。ただ、pandaさんのものは、クログワイの痩果と違って縦の低い隆条が見られるので、イヌクログワイの可能性もあるのです。そこらに生えているものであればちょっと確認しに行けばよいのですが、県内の自生地は1、2ヶ所(現状未確認)で、しかも遠いため、すぐには確認しにいけないのです。来月に行く機会があるかもしれないので、あまり期待せずに待っていてください。

2014.09.24 Wed 07:22  ★マツモムシさんへ★

マツモムシさん、おはようございます。
イヌクログワイは詳細な記述がなかったので、マツモムシさんのページを参考にさせていただきました。溜池に生育する大型になるクログワイとイヌクログワイとの区別点はどんなところですか?ここは月3-4回通る道沿いなので、確認できると思います。環境としては、ヒトモトススキやアンペライ、テツホシダ、カカツガユなど南方系の植物が多くあります。愛媛のレッドデータブックには「果実と葯の形などが異なる。」という記述もあるので、今度葯を見てみます。秋も深くなってから根茎もみてみますね。
でも、肝心のクログワイがまだなんです。花序がでてるか確かめに行かなくては。とりあえず?をつけておきます。ありがとうございました。
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平凡社
 日本の野生植物草本1-3
 日本の野生植物木本1-2
 日本の野生植物シダ 
 日本の帰化植物
日本帰化植物写真図鑑(全農教)
日本のシダ植物図鑑1-8
     (東大出版)
しだの図鑑(保育社)
日本のスゲ(勝山輝男)
カヤツリグサ科入門図鑑(全農教)
イネ科ハンドブック(文一総合)
日本の水草(文一総合)
日本のテンナンショウ(北隆館)
増補改訂新版日本のきのこ(山溪)
検索入門きのこ図鑑(保育社)
長崎県植物誌(中西弘樹)
長崎県植物誌(外山三郎)
長崎県シダ植物誌(松林文作)
対馬の花ⅠⅡ(邑上益朗)
九州の野の花 春夏秋
日本の野菊(山溪)
樹に咲く花1~3(山溪)

Flora of japan
その他
から引用しています

参考にしているサイト
撮れたてドットコム
大阪南部の自然シダ植物
日本のシダ植物
西宮の湿生・水生植物

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