花の日記

 山歩(さんぽ)のときに出会った小さな花たちの記録

ツルナシコアゼガヤツリ

黄色く目立つ・・・

休耕田の真ん中に、黄色く輝くカヤツリさんがいます。
茎は高さ20cmくらいのところで花序が開いて、花火みたいです。

小さな株

もしかしたら、これがツルナシコアゼガヤツリかミズハナビかもしれない。
葉や茎は叢生して

根っこ

匍匐した根茎はないようです。

花序

包葉は2枚、一枚は花序より長くて

クリックすると大きくなります。

花序枝は長短あわせて20本くらいあるのだけど、(図鑑は10本)

小穂

小穂は5~10個が掌状について、長さ5mm前後。

小穂

この鱗片と芒が、ミズハナビとの区別点なのですが・・・
う~ん、ツルナシコアゼガヤツリと思います。

標本

あんまり自信なし・・・ミズハナビの小穂を見たら違いがわかるでしょうか。

そう果

そう果の大きさは0.5mm以上、こまかな粒状突起が密生していました。

--------------------------------------------------------
ツルナシコアゼガヤツリ
分類  カヤツリグサ科 カヤツリグサ属
分布  本州(関東以西)~九州

コアゼガヤツリに似るが、明瞭な伸張する根茎を持たない。
ミズハナビにも似るが、鱗片の中肋は突出して短い芒状になる(ミズハナビは無芒) 

コアゼガヤツリ
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Comment

2014.09.22 Mon 18:39  私も以前だまされました

 京都でカヤツリグサ科の分類が得意で、この道40年という人が「ヒメガヤツリ(ミズハナビ)」というものだから…。気づいたのはその8年後。その産地のものは、やっぱりこんなに根が赤かったなぁ。
 でも、このページのものがツルナシコアゼガヤツリと確定したわけではありません。鱗片の芒状突起も、それが外へ多少そりかえる姿も、写真判定だけでは難しいことがあります。
 ツルナシコアゼガヤツリの痩果にはこまかな粒状突起が密生するけど、ヒメガヤツリのものには大きめで低い粒状突起がやや散在気味といいます。お確かめあれ。
 それにしても、人騒がせな分類群だなぁ。はたして京都には本物のヒメガヤツリがあるのやら…
  • #UPCNk2uw
  • 光田 重幸
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2014.09.22 Mon 23:40  ツルナシコアゼガヤツリ

 ミズハナビではないですね。ミズハナビの小穂はもっと扁平で、先が鈍頭気味になり、鱗片の先は円頭~切形になり、鱗片の背の稜(竜骨)の中部より上が少し反り気味になります。画像のものは鱗片の先に小さな芒も見えるのでツルナシコアゼガヤツリでよいのではないでしょうか?痩果の長さが0.4mm以下であれば確定です。ツルナシコアゼガヤツリとミズハナビの小穂を2つ並べたら、明らかに両種が別種だということがわかりますよ。長崎県だったら地理的にそういう画像も撮れますね。
 光田先生、兵庫でミズハナビとされていたものは、最近になって全てツルナシコアゼガヤツリに変更されました。京都で見つかったらスゴイですね。

2014.09.23 Tue 10:42  ★みっちゃん先生へ★

おはようございます。
朝から顕微鏡の世界でした。
いつもの方法でそう果を取り出すことができず、なしでも名前を決めることができないかしら?と思ったのですが、甘かったですね。どうやったら取り出せるか考えて、ガラス板の上でぽんぽんと小穂をたたいたら・・・出てきました!なんて簡単な方法なんだと笑ってしまいました。
それで、「こまかな粒状突起」がどのくらいなのかわからず、マツモムシさんの写真と比べて、細かいと判断してツルナシコアゼガヤツリと決めてもいいでしょうか。やっぱり、手を抜いたらだめですね。
  • #s3xzpNyI
  • panda
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2014.09.23 Tue 10:52  ★マツモムシさんへ★

マツモムシさん、おはようございます。
ミズハナビの小穂はもっと扁平で、先が鈍頭気味というのがフィールドでは手がかりになりそうですね。鱗片の先は円頭~切形というのもルーペで確認できそうです。頑張ります。
そう果の写真も何とか撮れましたので、追加しました。マツモムシさんの画像がなければ、「こまかな粒状突起」もどのくらいなのかわかりませんでした。これで、ツルナシコアゼガヤツリも納得できました。ありがとうございます。
  • #s3xzpNyI
  • panda
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2014.09.23 Tue 19:12  間違えました

 ツルナシコアゼガヤツリの痩果の長さは0.4mm以下ではなく、0.5mm以上でした。すいません。やはり痩果の長さからツルナシコアゼガヤツリですね。今日、suzuki@hyougoさんと出掛けた溜池にも沢山生えていました。

2014.09.23 Tue 19:59  ★マツモムシさんへ★

マツモムシさん、こんばんは。
そう果のサイズはマツモムシさんのHPを読んだので、すぐわかりました。ミズハナビははツルナシコアゼガヤツリより小さめなんですね・・・今年見つけることができるかしら。楽しみにしています。
suzukiさんにもたくさんのことを教えていただいています。楽しい調査だったことと想像できます。
さっきまでクログワイと思っていた、イヌクログワイのことをを今から書こうPCに向かっています。
  • #s3xzpNyI
  • panda
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 日本の野生植物草本1-3
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 日本の野生植物シダ 
 日本の帰化植物
日本帰化植物写真図鑑(全農教)
日本のシダ植物図鑑1-8
     (東大出版)
しだの図鑑(保育社)
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カヤツリグサ科入門図鑑(全農教)
イネ科ハンドブック(文一総合)
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日本のテンナンショウ(北隆館)
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検索入門きのこ図鑑(保育社)
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長崎県植物誌(外山三郎)
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