花の日記

山歩(さんぽ)のときに出会った小さな花たちの記録
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    かわいいスゲを見つけました。これはわかりやすいかも

    これだけ

    小穂は、松葉のような稈の先にちょこんと1個だけ…10花はあるようです。

    葉

    葉もあるのかないのかわからないくらいシンプル。

    根っこ

    根茎はゆるく叢生しています。

    アップで

    上部に雄花の部分、その下に雌花の部分があり、雄花の部分は同長くらい。
    雌鱗片は果胞よりちょっと短い。

    そう果

    果胞には太い脈があり無毛、ふくらんでそう果をゆるく包んでいるので
    小さいけれど剥がしやすかったです。
    果胞が2mmほどなので、検索表をたどるとマツバスゲにたどり着きます。
    でも、ハリガネスゲ(果胞は2.5-3mm)にもよく似ていて、思いのほか簡単ではなかった

    なんだろう?

    一晩寝て、また考えてみました。
    図鑑の見落としで「ハリガネスゲには褐色の脂点が出ることが多い」ということなので
    マイクロスコープで観察してみました。

    クリックすると大きくなります。

    脂点ってどれだろう?あるのかないのかすら私には判断できません。
    観察を続けてみます。

    2014/06/04
    最後の果実・・・ 

    もうほとんど終わりで、残っていた果実を真横から撮ってみました。
    思ったほど反曲していません。

    果胞

    大きさの違うものを3つ選んでみましたが、果胞の大きさはやはり2mm以下。

    クリックすると大きくなります。

    これは数日前県北で見たものです。

    拡大すると

    大きくしてみましたが、実物は小穂の長さが1cm未満

    果胞

    果胞は2mm未満です。やっぱり両方ともマツバスゲなのかなと思いました。
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    マツバスゲ
    分類  カヤツリグサ科 スゲ属 ハリスゲ節
    分布  北海道~九州

    平地~丘陵地の湿地にはえる。ここも水が湧き出すような小さな湿地でした。

    クリックすると大きくなります。 

    根茎は叢生。葉の幅1ー1.5mm 有花茎は10-40cm平滑。

    クリックすると大きくなります。 クリックすると大きくなります。

    マツバスゲは小穂の長さは1-2cmですが、ここのは1cm前後(5-6mmもある)と小さく
    ハリガネスゲのほうが似ていますが、果胞が小さいのでマツバスゲとしておきます。

    クリックすると大きくなります。 県北と県央の果胞を並べてみても違いはないようです。
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    10 Comments

    光田 重幸 says..."面白いですね"
     私はハリガネスゲ説をとります。果胞に出ることが多いという(紫)褐色の斑点はマツバスゲ・ハリガネスゲともに見られ、区別点にはなりません。有花茎の稜はハリガネスゲのほうが鋭いことが多いようですが、これも変異があり区別点には苦しい。端的に言えばサトヤマハリスゲとマツバスゲの中間のようなものがハリガネスゲで、ネットにあるハリガネスゲの画像は、しばしばサトヤマハリスゲが混同されています(三河の野草のものも、そのように見えます)。今回のもの、もう少しすれば果胞が心もち反転するほど開出するのではないでしょうか。
     それで思い出しましたが、こまさんのグループ?が沖縄県東村で報告しているハリガネスゲは、どう見てもサトヤマハリスゲに見えます。
     http://koma33.web.fc2.com/hariganesuge.html
    沖縄県からサトヤマハリスゲの報告はなく、事実とすれは大変なことなのですが…
     あと、九州のブナ帯にはコハリスゲというハリガネスゲと紛らわしいものがあります。今回のものは場所がわかりませんが、花柱は曲がっていないのでコハリスゲの可能性は少ないでしょう。
    2014.04.26 09:03 | URL | #UPCNk2uw [edit]
    panda  says..."★みっちゃん先生へ★"
    よいお天気ですよ。そして、ありがとうございます。
    果胞がもう少し反転してくれれば、ハリガネスゲとしたい気持ちでした。それで他にハリガネスゲの特徴が出ていないか探していました。根茎がゆるく叢生しているのも特徴ですか?マツバスゲをみることができたら、わかるのだと思うのですが片方だけでは判断できません。でも、みっちゃん先生からハリガネスゲ説といわれると、もう一押し果胞が反転しないか確認してみます。この写真は長崎のもので標高300mくらいの草原の中の湿地です。今、カヤツリグサもイネ科もたくさん花をつけて面白いですよね。ただ、アオスゲの仲間がますますわからなくなってきました。
    サトヤマハリスゲのことはマツモムシさんのところで読みました。そして、マツモムシさんのマツバスゲを見て、これは違うみたいだなぁと思ったのです。こまさんのスゲもサトヤマハリスゲだといいですね、こまさんも励みになると思います。明日ブナ帯に行きますので・・・コハリスゲがないか見てきますね。まだ出ていないかしら?
    2014.04.26 10:44 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    こまつな says...""
    こんばんは~。昨日離島から帰ってきました。
    ハリガネスゲとして載せてある場所のものは、もう一度行って詳細をみたいと思っていた所でした。
    サトヤマハリスゲの可能性があるのですか!近いうちに行って調べてきたいと思います。みっちゃん先生、pandaちゃん、どうも有難うございました。
    2014.04.30 00:24 | URL | #YPF4kFnU [edit]
    panda  says..."★こまさんへ★"
    こまさん、おはようございます。
    離島からお帰りなさい。こまさん、パワフル~♪そして、とても楽しそう。
    サトヤマハリスゲだといいですね。私ももうしばらくしてハリガネスゲじゃないか確かめてくるね。
    今、カヤツリ科もイネ科もいっぱいで、どこから手をつけていいのかわかりません。最初の年は可愛いの、特徴のあるのからでいいよねv(^^*)
    2014.04.30 07:02 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    マツモムシ06 says..."多分全部マツバスゲ"
     pandaさん、おはようございます。
     つい先頃まで溜まっていたミズゴケ類やら、ネコノメソウ類の種子など顕微鏡的資料相手に奮闘していたらこんな時間に。集中していたのをクールダウンするためにネット巡回していたら、ここに到達しました。幸い明日は家の用事を昼からこなせばよいので大丈夫です。
     小穂だけを取り上げた画像では確かにハリガネスゲなのか迷う画像が多いですが、株全体や群生を写している画像では「これはマツバだろうなあ」という感じを受けます。最新の2014.6/4の画像の右側のものは、かなり果胞が落ちてしまっている感じです。
     私のハリガネスゲの観察例はごく少ないのですが、同所的あるいは周辺に生育している種が、マツバスゲの場合とは違っている印象があるのですが、観察事例が少ないので、まだはっきりとしたことは言えません。結論を出すにはまだ数年かかると思います。
    2014.06.05 04:11 | URL | #7qQ58teA [edit]
    panda  says..."★マツモムシさんへ★"
    マツモムシさん、おはようございます。
    まだお布団の中でしょうか・・・いつもお疲れ様です。細かい作業なので時間がすぐすぎてしまうのではないかとおもいます。
     とりあえずマツバスゲ?として置いておこうと思います。長崎県の植物誌でハリガネスゲがどこにあるか調べてみたら、載っていませんでした。ハリガネスゲってもしかしたら少ないんじゃないかしらと思いました・・・だって、マツモムシさんが観察例はごく少ないと言うのですから。
     
     関西と長崎で植物が違うと思いますが、周辺に生育している種をあげてみます。県北の場合、アワボスゲ、シバスゲ、ゴウソ、タチスゲ、モウセンゴケ、トキソウなど、初めてたずねたので今目立つ種類しか記憶にありません。県央の場合はゴウソ、ヤマアゼスゲ?、タヌキマメ、シバネム、ナガサキオトギリなどです。どちらも草原の中の湿地です。
    2014.06.05 08:17 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    こまつな says...""
     みっちゃん先生、マツモムシさん、pandaちゃん、こんにちは~!
    掲示板の方からこちらへ来ました。
     先日の北海道でみた小さなスゲは色々迷っていましたが、掲示板や、こちらのを比較させて頂いて、コハリスゲではないかと思いアップしてみました。見て頂けますか。
    http://makiron39.blog58.fc2.com/blog-entry-1038.html

     みっちゃん先生、東村のスゲ、大事な宿題ですがまだ行けていません。近いうち必ず。。
    2014.06.05 10:34 | URL | #YPF4kFnU [edit]
    panda  says..."★こまさんへ★"
    こまさん、こんにちは。
    スゲが着々と進んでいて、私も頑張らなくちゃとスゲ10連発中です。
    北海道の小さなスゲはコハリスゲだといいですね。私もそう果が2mm以上あったら、ハリガネかコかコウヤか調べなくてはいけないから、こまさんのがコハリスゲでOKなら、見た目でコがわかるからうれしいな。ハリスゲ節は北のほうが選択肢が多くて、旅先でのスゲは一回勝負だから難しいね。でも、こうしてみてもらえるのでやってみようと思えます。皆さん、ほんとにありがとうございます。
    2014.06.05 11:26 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    マツモムシ06 says..."マツバスゲ周辺植生"
     pandaさん、こんにちは。
     長崎でもマツバスゲ自生地周辺の植生は里山型といっていいようなものですね。こちらでもだいたい似たようなものです。
     ハリガネスゲは周氷河地形の残る高原の湿地で見たことがあり、そこではミツカドシカクイ、オオヌマハリイのような山地の中間湿原に出るような種とともに生育していました。
     ところで、アワボスゲが長崎県のRDBには入っていませんが、それだけ自然度が高い草原環境が残されているということなのでしょうね。こちらでは稀な種です。
    2014.06.05 12:56 | URL | #7qQ58teA [edit]
    panda  says..."★マツモムシさんへ★"
    ありがとうございます。
    周氷河地形というと・・・長崎ではむずかしいですね。中間湿原ならありますが調査が進んでいるので、記録に残るはずだし・・・
    アワボスゲは県北で始めてみました。スゲを見るようになって1年なので、めずらしいものかどうかもわかりません。記録としては県北に何箇所かあります。でも、まずほんとにアワボスゲかどうかみてくださいね。次にアップしてみます。
    2014.06.05 15:18 | URL | #s3xzpNyI [edit]

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