やんばるの森の中2
明るいところを探して、やんばるの森の中では熾烈な競争が繰り広げられている。
これはシラタマカズラ・・・
他人の枝先でちゃっかり光合成している。

白い果実のシラタマカズラ、中はどうなってるのかな?と・・・

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葉先がこんなに細いツルになっているのはトウツルモドキ

このツルを巻きつけて、明るいほうへと伸び上がっていく。
左隣はすでに樹上にたどり着いたトウツルモドキの茎、直径1cm。

そのトウツルモドキの茎だけが森の中に無数に伸びている。
写真に撮ったのですが、暗くてわからないのでマーカーでなぞってみました。
きっと樹上では葉を広げているのだと思うのですが見えません。
想像すると重そうで・・・登られた木々がちょっとかわいそう。
2016/12/01

トウツルモドキの樹上の姿を見ることができました。

そして、これが花・・・そういえば
イネ科に似てるのに花序を分解してみようという気持ちが起こらなかった!イネ科の仲間赤点!
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林縁ではクロミノオキナワスズメウリがノアサガオなどと競争している。
この木は3種類以上のつる植物に絡まれているみたい。

色とりどりでかわいいオキナワスズメウリと比べると地味だけど
小さくてかわいい ^m^

海辺で見つけたクロミノオキナワスズメウリの若い果実。

道端で見つけた雄花、時間がたつと白→黄色くなる。
どこに行っても、つる植物が一番ずるがしこい生き方をしているみたい
だけど、かわいい花もあるんですよね、それで憎めないのです。
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シラタマカズラ
分類 アカネ科 ボチョウジ属
分布 本州(紀伊半島)~四国九州の南部、沖縄
付着根を出して岩や樹木によじ登る常緑つる性木本。
トウツルモドキ
分類 トウツルモドキ科 トウツルモドキ属
分布 九州(徳之島以南)~沖縄 小笠原
多湿な森林、沿岸地の沿岸に多い、常緑つる性木本。
茎は緑色で木質化し、5m~15m。葉の長さ15~25cm。

クロミノオキナワスズメウリ
分類 ウリ科 スズメウリ属
分布 九州(奄美大島以南)~沖縄
亜熱帯の林縁に見られるつる性の1年草。

