花の日記

山歩(さんぽ)のときに出会った小さな花たちの記録
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…カヤツリグサ科
  • マツカサススキ

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    これ、マツカサススキだと思うんです。
    分花序は4個

    頂生の分花序

    頂生の分花序は大きく、1-2回分枝しています。苞葉は5個。

    側生の分花序

    側生する分花序のうちの一つ
    柄のない小穂が10~25個集まって球状の花穂をつくり、2回分枝しています。

    一つ

    小穂を測ってみると、けっこう小粒で4-5mm

    上半分

    節は7節くらい。

    下半分

    葉の幅は4-8mm

    湿地で

    平地の湿地にはえる多年草。茎の高さは背丈くらい。
    ↑この写真の小穂を分解してみました (^_^;)ゞ

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    鱗片は長さ2-3mm、幅0.5~0.8mm
    そう果は1mmで上端はくちばし状、刺針状花被片は6-7本(長くて曲がって数えにくい)

    ------------------------------------------------------------------
    マツカサススキ
    分類  カヤツリグサ科 ホタルイ属
    分布  本州~九州

    日当たりのよい湿地に見られる大型の多年草。

    葉 下部の葉 硬く線形

    クリックしてね 葉鞘は茎を包む

    <コマツカサススキとの区別点>
    痩果は長さ1.3~1.5mm、鱗片は幅が1~1.3mmとマツカサススキより大きい。

    今年は4ヶ所でマツカサススキに出会いました。でもコマツカサススキらしいものがなく違いがわからず苦労しました。そもそも「コマツカサススキは、側生の分花序は1-2個の小穂集団をつけ、頂生する分花序は1回分枝して3-6個の枝に小穂集団をつける」という図鑑の記述を理解するのに時間がかかったのです。要するに「頂生の分花序は5~6個の花穂からなる。側生する花序枝は分枝しない。」ということなのでしょうか。たったこれだけのことなのに一晩かかりました・・・ (^_^;)ゞ


    ※分類体系は平凡社「日本の野生植物Ⅰ-Ⅲ」に従っています。
     現在は クロアブラガヤ属
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    2 Comments

    光田 重幸 says..."これだけ詳しいとわかりやすいです"
     マツカサススキですね。痩果は小さめだし、鱗片は細め。問題ないと思います。
     コマツカサススキは山間部の貧栄養気味湿地に生えるのに対し、マツカサススキは平野部(山間の平原を含む)の溜池や休耕田に見られ、中富栄養気味のところに見られることが多いようです。長崎でも山間部のホタルイが見られるようなところには、コマツカサススキが出てくると思います。
     本州中部に見られるヒメマツカサススキが他の地域に本当にないのか、注意が必要でしょう。朝鮮半島南部に知られていますから、九州北部に出てきてもおかしくありません。こちらは鱗片は幅広くてコマツカサススキに似ていますが、痩果はマツカサススキと同じように小型です。滋賀県の湿地には類似する型があって、今年の夏けっこう悩みました。結局決め手なしという結論になりましたが。
    2013.11.01 05:30 | URL | #UPCNk2uw [edit]
    panda says..."ありがとうございました"
    ★みっちゃん先生へ★
    ヒメマツカサススキは分布で除外していたのですが、レッドデータを見ると長崎に分布があるようになってます・・・記録は島でした。でも、マツカサススキとコマツカサススキの中間のようなものがあったら、必ず小穂を確認してみます。
    それから、ホタルイがあるような山間部貧栄養気味湿地をコマツカサススキは好きなんですね。貧栄養気味というのがいまひとつ理解できないのですが、よくタヌキモなどの食虫植物の時に使われているような気がします。まだまだ基本がわかっていないから、そこからはじめます。
    2013.11.01 08:49 | URL | #s3xzpNyI [edit]

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