花の日記

山歩(さんぽ)のときに出会った小さな花たちの記録
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シダ・コケ
  • イワヘゴ探し

  • イワヘゴ

    長崎にはイワヘゴは多いのであちこちで撮っています。
    まとめてみようと画像を眺めていると、どれがイワヘゴなのかわからなくなってしまいました。
    それで、2種類ありそうな山を決めてシダ友さんについてきてもらうことにしました。

    横から

    ところが、見れば見るほどわからないわからん!

    こんな感じ

    こんなイワヘゴがありますか?
    これは19対くらい?図鑑に羽片は20-30対とあります。

    羽片

    羽片の基部は切形かやや心形、無柄となってるけどこのくらいOK?
    辺縁は浅裂から荒い鋸歯縁

    ソーラス

    ソーラスは羽片全面に散在して

    アップで

    アップで見ると、こんな感じ。

    根茎

    鱗片は黒褐色から黒色

    突起

    辺縁にまばらに毛状突起がある。

    イワヘゴ

    帰り道、崖のイワヘゴが一番イワヘゴらしいのかな?と横目で見ながら全体像をパチリ


    昨年ここ見てツクシイワヘゴ?と思っていたもの。( ̄_ ̄|||) 

    これは?

    浅裂~中裂

    ソーラス

    中軸に近い裂片には2又に分かれるものはあるけれど、細脈は単状。

    全体

    羽片の形はふぞろいです。

    鱗片

    -------------------------------------------------------------------
    イワヘゴ
    分類  オシダ科 オシダ属
    分布  本州(山形県・新潟県で珍しく、関東地方南部以西)~九州
     

    ※今回のシダはイワヘゴではないようです。観察を続けます。
    山地の渓流近くの湿った岩上に見られる常緑のシダ。

    包膜 包膜


    イワヘゴが見つかりました。
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    18 Comments

    光田 重幸 says..."イワヘゴ"
     「二種類ありそうな」とは、「イワヘゴとツクシイワヘゴという…」の意味でしょうか? それを書いておかないと、ブログの焦点がぼやけてしまいます。
     初めのほうは、イワヘゴかツクシイワヘゴか微妙ですね。とくに包膜の具合が、写真では分かりづらいです。一部に発達した包膜があるようにも見えますが、判定しづらいです。葉の質感や羽片がすこし隔たって付く感じ、葉柄基部の鱗片の色は、ツクシイワヘゴに似ています。もちろんこんな紛らわしい型が典型ではありませんが。
     後のほうはイワヘゴ? これも日照条件によって葉色が変わっているとも考えられ、一枚の写真では難しい。これに懲りず、見るポイント(上記)を決めて再チャレンジを。
    2013.06.18 04:47 | URL | #UPCNk2uw [edit]
    多摩NTの住人 says..."こんにちは"
    これがイワヘゴと言われてもチンプンカンプンで、みな同じシダに見えます。すごい知識で尊敬の眼差しです。
    シダの掲載は、よっぽど気合を入れないとできませんね。
    勉強あるのみですが、なかなか先へ進めません。
    2013.06.18 08:28 | URL | #rId1tC1Q [edit]
    panda says..."★みっちゃん先生へ★"
    やっぱり・・・ (^_^;)ゞ
    はじめはイワヘゴとツクシイワヘゴの2種類があると思っていたのですが、それもよくわからなくなってしまいました。数えきれないくらいたくさんのイワヘゴがあるのですが、こんなイワヘゴばっかりだったんです・・・

    >一部に発達した包膜があるようにも見えますが、判定しづらいです。
    6枚目の羽片下側のは包膜ではなく光って見えるだけです。ツクシイワヘゴの包膜が小さくて見えにくいということは図鑑で読んでわかったのですが、ここのイワヘゴはみんな包膜は見えにくかったです。標本を2枚持って帰ったのでマイクロスコープで確認しました。包膜かな?と思った画像を一枚追加したので見てください。
    包膜については冬に撮った写真もついていなくて、落ちたのかと思い今回またたずねてみました。包膜だけで考えるとツクシイワヘゴのようなのですが、鱗片の突起があったりしたのでイワヘゴの範囲なのかなぁ・・・と思いました。もしかして、鱗片に突起は区別点にはならないのでしょうか?

    それから、昨年の画像でツクシイワヘゴかもと思った写真も追加してみます。でも、今回は見つけることが出来ませんでした。先生、他の場所のイワヘゴを調べてみますね。へんなイワヘゴですみません<(_ _)> いつもありがとうございます。
    2013.06.18 19:15 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    panda says..."★多摩NTの住人さま★"
    多摩さん、こんばんは
    私もみんな同じに見えてました。少しわかるようになると、変異の範囲なのか?違うものなのか?それが問題だ・・・と、ちょっとでも違和感があるものを見つけたら、とりあえず写真を撮って帰って調べます。
    前はわからないわからないが積み重なって、シダは難しいなぁと思っていたけれど、今はどこを見たらいいのか教えてもらったりできて、クイズを解くみたいで面白いんですよ。
    そんなことができる先生やお友達がいることに感謝してます (^O^)/
    2013.06.18 20:31 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    光田 重幸 says..."イワヘゴ"
     追加された3枚は、ツクシイワヘゴかイワヘゴモドキ。胞子が不ぞろいならイワヘゴモドキ(ツクシ×オクマ)に決まりでしょう。
     マイクロスコープの画像をみると、たしかに異常に包膜が小さいですね。私はツクシイワヘゴと思います(ツクシでも、まれに羽片が20を超えるものがあります)。あと、可能性としてはシビイワヘゴ(イワヘゴ×ツクシ)が残ります。ただこれは無融合がらみの雑種だけに、倉田氏の原記載にあるように胞子が(いつも)不定形なのかどうか、いまだに私にはわかりません。胞子で増える場合もあるようで、シビイワヘゴばかりが数十本生えていることもあるそうですよ。そうなると、分かりやすいイワヘゴとツクシが生えているところで捜すのが早道でしょうね。
    2013.06.18 20:39 | URL | #UPCNk2uw [edit]
    panda says..."★みっちゃん先生へ★"
    はや~い (^.^)> ありがとうございます。
    イワヘゴとツクシイワヘゴはまた別の場所でさがしてみます。典型的なものがわかれば、雑種もすこしはわかるようになるでしょうか。
    追加したツクシイワヘゴかイワヘゴモドキと教えていただいた株は、同じ株のなかに、鱗片の色や葉の形が違うものが混ざっていました。それで最後に葉柄基部の写真を入れました。黒い鱗片の葉はこんなイワヘゴみたいで、明るめの鱗片のは追加したヨレヨレの葉のものです。面白いですね。

    でも、まずイワヘゴとツクシイワヘゴを探してみます。先生ありがとうです(^O^)/
    2013.06.18 21:18 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    光田 重幸 says..."イワヘゴ探し"
     言い忘れました。
     ツクシイワヘゴの鱗片は、イワヘゴのものと比べて突起が少ない傾向はあるようですが、個体差があるため、同定には使えないと思います。
     あと、区別する目安として便利なのが、一胞子嚢内の胞子数をカウントする方法。これは、イワヘゴは無融合生殖(一胞子嚢あたり32以下の胞子)、ツクシイワヘゴは有性生殖(64個以下)であることを利用するもの。つまり、60個前後入っていれば、まずツクシイワヘゴと判定してかまわないということに。機械的に判断できるだけに、あくまで補助的方法として使います。実体顕微鏡か、なければ安価なスタンドマイクロスコープ(PEAK社や東海産業のものがネットで売られています。1万5千円前後)が便利。50-75倍がちょうどよいです。胞子嚢の解剖には柄つき木綿針二本を使います。慣れれば簡単。
    2013.06.20 15:56 | URL | #UPCNk2uw [edit]
    panda says..."★みっちゃん先生へ★"
    こまさんのところから北上している台風の影響で、蒸し暑い日が続きます。通り過ぎるまでの辛抱ならいいのですが。
    それから、先生!イワヘゴの鱗片の突起は使えないのですね。ありがとうございます。平凡社の図鑑には鱗片の違いについては触れていませんでしたが、日本のシダ植物図鑑の図譜には鱗片に突起がなかったので、思い込みでした。こんど、イワヘゴやツクシイワヘゴがわかったら、鱗片とソーラスの違いはきちんとみてみます。

    >一胞子嚢内の胞子数をカウントする方法
    やっぱり、シダを攻略するには避けて通れない胞子の観察なのですね。検討してみます。「柄つき木綿針」って待ち針のことじゃないですよね、あ、ニードルのことかな (^_^;)ゞ
    2013.06.20 17:17 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    光田 重幸 says..."柄つき木綿針"
     理科用品としてホルダーも売られていますが、わざわざ買うほどのものでもないと思います。木目の素直な割り箸に1センチほど切れ込み(縦に、です)を入れ、別にペンチなどで針の尖ったほうを挟んで他方を火で真っ赤に焼きます。すばやく割れ目に押し当てると、割り箸は焦げて、針が中に入ります。冷めたら接着剤を塗り、(固まる前に)木綿糸をその上から巻きます。
     こういうのを二本以上作ればよいのです。市販のホルダーは金属製で、長くやると私は重く感じて手が疲れるような気がします。
     あ、それからこれは参考ですが、日本にあるイワヘゴ類は大陸に起源があり、基本的に三種を知っておくと分かりやすいでしょう。cycadina(=atrata、日本のイワヘゴ)、microlepis(二倍体有性生殖種、中国南部、鱗片は褐色で細く、植物体は小型。日本のイヌイワヘゴには、この血が入っているでしょう)、scottii(タイワンクジャク、鹿児島で見つかっている)です。scottiiの北方型がツクシイワヘゴ(4倍体有性生殖)であると見てよいでしょうね。
    2013.06.20 18:08 | URL | #UPCNk2uw [edit]
    panda says..."★みっちゃん先生へ★"
    先生。。。難しすぎです!
    柄つき木綿針は作れそうですが、イワヘゴもわからない私にcycadinaとmicrolepisとscottiiだなんて・・・・( ̄_ ̄|||)
    勉強します。でも、microlepisのことがよくわからないです。これはたぶん今教えてもらっても理解できないと思うので、イワヘゴをアップしていく中でボチボチ教えて下さい。でも、この説明を読んで私のシダ友さん達はきっとフムフムと勉強しているのだと思います。いつか私にもわかる時がくるでしょうか・・・・
    2013.06.20 20:20 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    光田 重幸 says..."有性生殖か無融合生殖か"
     この件を判定する別な方法は、「胞子を蒔いて前葉体を育てる」というもの。顕微鏡で造卵器の有無(発達具合)を観るのですが、面倒なら「前葉体から発生する第一葉を観る」という方法もあります。
     有性生殖なら発生する第一葉はイチョウの葉の形をした二又葉ですが、無融合型ならこれが省略され、曲がりなりにも主脈がはっきりした細長い葉が出てきます。ルーペだけで観察できるわけですね。
     前葉体を育てるのが得意な方や、胞子嚢が弾けてしまっていて時期的に胞子数のカウントができない場合におすすめですね。
    2013.06.21 03:53 | URL | #UPCNk2uw [edit]
    panda says..."有性生殖か無融合生殖か"
    ★みっちゃん先生へ★
    どんどん難しくなってます・・・(ToT)
    >面倒なら「前葉体から発生する第一葉を観る」
    胞子を蒔いて、前葉体って簡単に発生するものなのですか?検索してみると栽培方法がありました。私はずんずんシダの世界へ引き込まれて行ってるみたい・・・それだけ難しいんですね、シダを見わけるのって。私にできるかどうかは横において、先生が話してくださることはわかります。
    さて、長崎のイワヘゴが何なのか・・・晴れたらイワヘゴしかなかった渓流へ出かけてみます。
    2013.06.21 14:50 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    光田 重幸 says..."前葉体の育て方"
     前葉体を育てるのは、種まきするよりずっとラクです。みんな、やる前から難しく考えすぎ。
     ポイントは、コンタミ(違うシダやコケ、カビ、藻などの混入)を防ぐこと、乾かしすぎないこと、直射日光で焼かないこと。私の本でも育て方を紹介していますが、あれは大量の苗を作るのに適した方法で、少しでよいならもっと簡単な方法があります。
     古い陶器の鉢(素焼きか堅焼き、新しいものはダメ、破片でも良い)かレンガ片を吸水させ、電子レンジで3分チン。冷めたら胞子を少量振りかけ、水を2センチほど張ったポリ袋に収納して口を結ぶ。針金などでフックを作り、ポリ袋の口をひっかけて(袋に突き刺さらないように)日陰につるす。
     これだけで、3カ月ほどで前葉体が完成、続いて葉が出てきます。乾いたら袋の口を開けて、霧吹きで水やりします。袋が破れていなければ、水やりはほとんど必要ないはずです。
     井戸水なら煮沸してから使うこと、絶対に直射光に当てないことをお忘れなく。
     
    2013.06.21 22:13 | URL | #UPCNk2uw [edit]
    panda says..."★みっちゃん先生へ★"
    みっちゃん先生、こんばんは。楽しい実験、そう思って気長に観察するのも楽しそうです。

    >3分チン。冷めたら胞子を少量振りかけ、水を2センチほど張ったポリ袋に収納して口を結ぶ。

    密閉された状態で、日陰に3ヶ月ですね。なんだか私の部屋は実験室になりそうな予感がしてきました。違うシダやコケ、カビ、藻などが混入しないように、日向にならないように気をつけるのがポイント。それでは、今日はおやすみなさ~い。
    2013.06.21 23:23 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    光田 重幸 says..."実験室"
     あ、吊るすのは、室内はダメですよ。暗すぎます。もし室内でやるのなら、卓上蛍光灯を30センチほどの距離で灯す必要があります。
    2013.06.22 03:42 | URL | #UPCNk2uw [edit]
    panda says..."★みっちゃん先生へ★"
    おはようございます。吊るすのは明るいところ・・・私の部屋は南向きで明るいです。冬には日が当たるけれど、夏の間は入ってこないから大丈夫かしら。それとも南向きのベランダのひさしのすぐ下に吊るすのがいいのかしら。どちらも試してみます。
    それにしてもイワヘゴの胞子はいつはじけるのでしょう。1月4月6月の写真をみるとすべてはじけています。5月ごろ新しい葉が出てすぐ熟すのかしら・・・タイミングが難しそうです。
    2013.06.22 07:45 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    wqxb says..."イワヘゴの胞子の時期"
    イノデとヤブソテツと同様で、低地だと5月、高地では少し遅れるというイメージですね。結構あっという間に季節が終わります。
    2018.04.16 23:08 | URL | #- [edit]
    panda says..."★wqxbさんへ★"
    もうすぐですね、イワヘゴの胞子を数えるのは。
    昨年訪ねたときは、藪になっていてカマで切り開かなくては入っていけなかったのですが、今年はどんなでしょう。一度訪ねてみます。
    2018.04.18 01:17 | URL | #s3xzpNyI [edit]

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