花の日記

山歩(さんぽ)のときに出会った小さな花たちの記録
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  • イワヒメワラビ

  • イワヒメワラビ

    科は違うのだけれど、イワヒメワラビ、ミドリヒメワラビ、ヒメワラビ…etcと
    和名までよく似たシダに悩まされた夏でした。今日はストックの中から整理してます。
    根茎は這って、小さな群落を作っていました。

    イワヒメワラビ

    葉身は三角状長楕円形~長楕円形、これは三角形ですね r(^^;
    先端は鋭頭で、基部が広い。

    最下羽片

    下部の羽片は三角状楕円形で先端は鋭頭。

    小羽片

    小羽片も三角状楕円形で、短い柄があります。

    二次小羽片

    裂片は楕円形で円頭。基部は切形で無柄。

    葉質は草質で、全体に白毛があって、ソーラスは辺縁について、裸出。

    芽だし

    やわらかで、美味しそうな色なのですが、鹿は嫌いらしく残ってます。

    イワヒメワラビ

    同じものとは思えなかったのですが、イワヒメワラビ…
    でも、こちらのほうが図鑑の写真に近いイワヒメワラビみたい。

    芽だし

    こんな展開をしていました。


    2013/07/16
    イワヒメワラビ

    これはビロビロ伸びて、腺毛も多いし違うものみたいに見えたのですが
    イワヒメワラビのもう一つの特徴は、写真の三脚のように三方向に地下茎を張ることを思い出して
    確認しました。(下記のコメントに詳しく書いてもらいました)

    イワヒメワラビ

    それでも自信がなかったので、見てもらいイワヒメワラビとわかりました。
    シダってこんなところが難しいですね。

    腺毛

    『セイタカイワヒメワラビには粘毛が多いですが、イワヒメワラビにも多少はあります。
    「あるなし」は区別点にはなりません。』ということでした。


    ---------------------------------------------------------------------------
    イワヒメワラビ
    分類  コバノイシカグマ科 イワヒメワラビ属
    分布  本州~沖縄

    無霜地帯では常緑。

    ソーラス ソーラスは裸出、葉脈は両面とも不鮮明で有毛。

    葉柄 葉柄はわら色、基部は暗褐色。毛だけがあって鱗片がない。
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    8 Comments

    光田 重幸 says..."イワヒメワラビ"
    「鹿が食べないから増えているはずの普通種なのに、なぜまだアップされないんだろう?」と思っていましたが、慎重を期されていたのですね。写真はイワヒメワラビで問題ありません。
     イワヒメワラビを他の「まぎらわしいヒメワラビ」と見わけるのは、コツさえ覚えれば簡単です。イワヒメワラビはコバノイシカグマ科ですから、植物体には毛だけがあって鱗片がありません。それが簡単にわかる場所は、葉柄基部です。ミドリヒメワラビなどのヒメシダ科や、オオヒメワラビなどのイワデンダ科では、いずれも鱗片があります。(毛は単細胞列ですから、ルーペで見わけられます)
     イワヒメワラビのもう一つの特徴は、根茎が浅い地下を細長く這うこと。そのため、普通は群生します。浅く這う細い地下茎では大型の葉を支えられないものですが、イワヒメワラビではこの弱点を「腋外芽」とよぶ特殊な根茎分岐のよってカバーしています。写真の三脚のように、三方向に地下茎を張ることによって、葉の倒伏を防いでいるのです。腋外芽はコバノイシカグマ科でしばしば見られますが、イワヒメワラビではとくに発達しています。コケシノブ科やフサシダ科でも見られることはあります。
     あと、葉が展開するときに、下部の羽片がある程度開いてから次の羽片が伸長する特徴もあります。ワラビでも見られますね。これは茎がまだ枝の特徴を残しているためだと思われ、カニクサでは常習的です。極端な場合、ウラジロやコシダのように、一枚の葉が数年に渡って伸びるため、葉の上部は休止芽になったりします。オオクボシダのように進化したヒメウラボシ科(新しい分類体系ではウラボシ科)でも、一枚の葉が二年以上かけて伸びる例が知られています。ただし、この場合には休止芽のような形にはなりません。
    2013.02.07 07:09 | URL | #FVW/uMz2 [edit]
    光田 重幸 says..."イワヒメワラビ訂正"
     最後の部分で「茎がまだ枝の特徴を…」と書きましたが、これは「葉がまだ枝の特徴を…」の打ち間違いでした。訂正します。
    2013.02.07 09:27 | URL | #UPCNk2uw [edit]
    vol says...""
    しばらく シダからご無沙汰しています。雪であまり見つけられないので 毎日炬燵に居ます^_^;
    ミドリヒメワラビかと思って近づいたら イワヒメワラビだったということで 以前 光田先生に教えて頂きましたが まだ 保管所のほっぽってて ちゃんと草花ノートにまとめていません。 はっきりわからないまま そっと(?)上の先生のコメントを保存させていただきました。余裕ができたら 詳しく納得してみたいと思います<(_ _)>
    ありがとうございました~。 pandaさん お先にすみません。
    2013.02.07 21:00 | URL | #n.R1x1CA [edit]
    panda says..."おはようございます"
    ★みっちゃん先生へ★
    葉柄に毛があることで、イワヒメワラビとは思ったんですが、2回羽状のもの、3回羽状のもので雰囲気が違って、同じものなのかよくわかりませんでした。それで、「写真の三脚のように、三方向に地下茎を張る」ということに気がつけばよかったんですね。今度はその根っこを確認してきます。そういえば、前にもキヨタキシダで2回と3回で名前にたどり着けなかったことを思い出しました。
    >下部の羽片がある程度開いてから次の羽片が伸長する特徴
    これはわかりました。ワラビのような感じだなと思いました。でも、一枚の葉が二年以上かけて伸びることもあるんですね。どんなのだろう?見つけてみます。
    それから、昨日はミゾシダの小さいものをもう一回確認して来ました。1回目はよくわからなかったのですが、ちょっと気になるミゾシダがあったのでお暇な時フォト蔵を見てもらえませんか、よろしくお願いします。


    ★volさんへ★
    volさん、元気でしたか?更新がなかったので気になっていました。
    イワヒメワラビっを詳しく解説しえもらって、よかったよね。私もよくわかりました。先生のコメントは私だけ独り占めしてはもったいないので、参考にしてくださいね。って (^_^;)ゞ いいですよね、みっちゃん先生。
    2013.02.08 04:40 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    光田 重幸 says..."ミゾシダ"
     poohさんと同時にフォト蔵にアップされたミゾシダを拝見しました。結論を先にいいますと、私はホウライミゾシダだと思います。pandaちゃんの写真に最下羽片がとくに発達するものが写っていたこと、葉身が細めであること、ミゾシダより羽片の柄が発達すること、葉面の毛がやや少なめで、光沢もあることがわかります。これがミゾシダそのものであることはありえないでしょう。
     poohさんの摂られた写真を拝見すると、胞子は正常に形成されているようですね。一部にはミゾシダとの雑種もあるかもしれませんが。私が愛媛県南部で見たものはもうすこし葉が立ちあがり、葉柄も長めでしたが、これは暗めの浅い洞窟の中に生えていたことが関係しているかもしれません。いずれにしても、出るべきものが出たという感じです。九州では宮崎についで二番目でしょうか?
     イヌカタヒバやカタヒバの写真は、背葉が鮮明に写っていないと同定は難しいです。とくに先端の芒状の部分は人工光では飛んでしまいがち。ディヒューズするか自然光で、黒めのものをバックにして斜めからピントを鮮明に合わせて撮る必要があります。
    2013.02.08 06:11 | URL | #UPCNk2uw [edit]
    panda says..."★みっちゃん先生へ★"
    みっちゃん先生、おはようございます!
    うれしいなぁ、ホウライミゾシダなのですね、さっそくpoohさんにメールしました。
    うれしいな、うれしいな  (^_^;)ゞ 何度もミゾシダの小さいのを探しに出かけたので、とってもうれしいです。
    カタヒバの背葉は三脚をすえて写してみます。人里ならともかく、山の中にイヌカタヒバがあるのかなぁと気になっていたのです。日陰のカタヒバは目で見て違いがわかるのですが、日向のカタヒバは紅葉してるからイヌなのかなぁ・・・と。先端の芒状の部分が長いのがイヌカタヒバなのですよね。
    2013.02.08 08:36 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    vol says...""
    イワヒメワラビの pandaさんの記事や先生のコメントをメモしたはずなのに、どこにメモしたのかわからなくなってました。というか忘れてました。
    今年、さっそく間違えました^^;

    今度はコピペじゃなく、ノートにメモしたし。
    今度は大丈夫・・・なのかなあ…
    2013.09.11 18:32 | URL | #n.R1x1CA [edit]
    panda says..."★volさんへ★"
    volさん、こんばんは。
    volさん、私も似たようなことがよくあります。volさんやこまさんのところで教えてもらったはずなのに、と、また訪ねたり。でも、脳の活性化を図るため頑張りましょう(^O^)/

    ○○ヒメワラビは名前も似てるし、大きすぎて特徴が頭の中でまとまりきれません。イワヒメワラビ、オオヒメワラビ、ミドリヒメワラビ、ヒメワラビ・・・問題、この中で一番毛深いのは誰でしょう?とか考えていたら、アラゲさんとか出てきて、また混沌となってしまいました。ああ、思い出してしまった・・・(ToT)
    2013.09.11 21:41 | URL | #s3xzpNyI [edit]

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