花の日記

山歩(さんぽ)のときに出会った小さな花たちの記録
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シダ・コケ
  • トガクシイヌワラビ

  • 何だろう?

    ヤマイヌワラビだろうと思っていたのですが、わからなくなってしまいました。
    (クリックすると大きくなります)

    最下羽片

    最下羽片の側第一羽片は小さくなっています。小羽片の切れ込みは中~浅裂。

    ソーラス

    ソーラスは三日月、鉤形などいろいろ

    おおきくすると

    羽軸裏に微妙に毛があるような気がします。

    もっと拡大

    包膜はほぼ全縁。

    トゲ

    羽軸と小羽軸の分岐点の表にトゲがあり
    平凡社の図鑑の検索表をたどると、ツクシイヌワラビにたどりつきます。
    そういえば、前にもカラクサなのにツクシイヌワラビにたどり着いたことがあったけど… (^_^;)ゞ
    他に考えられるのは、何かとの雑種?

    根茎

    根茎は斜上して、葉を叢生。鱗片は中心が少し濃いようです。

    花かんざしさんと一緒にヤマイヌワラビを勉強しようと思って、
    9月の写真を引っ張り出してきたのですが、そういえば9月も挫折したのを思い出しました。
    さあ、お正月気分を脱却して、頑張るぞ~と思った気持ちがちょっと凹んで…

    わかるのからアップすればよかった  スミマセン オシエテクダサイ m(_ _;)m ゴメンナサイ


    光田先生から、トガクシイヌワラビと教えていただきました。
    コメント欄にヤマイヌワラビの特徴について教えていただいたので、見てくださいね。

    ---------------------------------------------------------------------
    トガクシイヌワラビ
    分類   イワデンダ科 メシダ属
    分布
    撮影地  大分

    ヤマイヌワラビの一品種。ヤマイヌワラビの羽軸裏面に毛が密生するもの。
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    19 Comments

    光田 重幸 says..."ヤマイヌワラビ?"
     ヤマイヌワラビは変化が多く、専門家でも難しいのに、いきなりとは…・。
     結論からいうと、私はヤマイヌワラビの一品種トガクシイヌワラビと同定します。これはヤマイヌワラビの羽軸裏面に毛が密生するものです。
     皆さんヤマイヌワラビの「刺」に引っかかるようです。検索表がいけないのでしょう(私の図鑑のうしろにある検索表では、この「刺」は採用していません)。じっさいにトゲヤマイヌワラビというのもあるのですが、普通のヤマイヌワラビにも「刺」はあります。若い葉では小羽軸に出てくるものもあり、検索表に頼るべきではありません。
     ヤマイヌワラビの特徴は一言では言い難いのですが、a葉柄は汚紫色を帯びる b最下羽片の柄は短く、通常4mm内外  cソーラスは長く、かぎ型に曲がるものがある d葉柄基部の鱗片は淡褐色で多めにつくが、中心部は濃色 e基本的に夏緑性である    となりましょうか。
     トガクシイヌワラビに非常に似てくるのがユノツルイヌワラビ。これはヒロハイヌワラビとホソバイヌワラビの雑種ですが、あるところには普通にあります。生の葉だと小羽軸に直立気味の刺毛があるので区別は難しくありませんが、不完全な写真や標本では、最下羽片に長めの柄があるのが決め手になります。
     長崎県にトガクシイヌワラビが知られているかどうか知りませんが、お隣の佐賀県からは記録があります。あって不思議はありません。
     なお、葉の表面にだけ毛があるものはケヤマイヌワラビといいます。こちらは各地にあります。
    2013.01.08 18:54 | URL | #UPCNk2uw [edit]
    平家蟹 says...""
    私も今日イヌワラビの仲間を調べていてなんとかヤマイヌワラビかタニイヌワラビの二つに絞ったんだけど
    光田先生の専門家でも難しいの言葉を見て、アップ止めようかな(^^;)
    去年4月のまだ若い個体でソーラスも殆ど出てなかったし
    特徴が分かりにくかったからな。
    2013.01.08 19:05 | URL | #VD0bvtlU [edit]
    花かんざし says...""
    pandaさん、こんばんは。イヌワラビの仲間って難しいですね。
    光田先生のコメントを拝見して、もう少しよく観察しなくてはいけないと反省。私はイヌワラビとタニイヌワラビ?とヤマイヌワラビ?しか見たことがないのですが、イヌワラビも何だか怪しくなって来ました。鈴鹿の山は暖かくなるとヤマビルが出没するので避けたいのですが、そんなことも言ってられなくなりました。見た場所もはっきり覚えていないので不安ですが・・・久しぶりに里山を歩いて楽しかったですよ。シダって地味だけど癒されるなぁって思いました。

    2013.01.08 22:02 | URL | #Xlf.8pIU [edit]
    花かんざし says..."光田先生へ"
    光田先生、こんばんは。
    ミサキカグマに似た名前が分からないシダの観察に行って来ました。羽軸と小羽軸の表面に毛が密生していたので、先生にご教示頂いたナンゴクナライシダだと思いました。ひとつ解決してほっとしています。シダは私にはまだまだ難しいですが、pandaさんと一緒に頑張ってみようと思います。これからもご指導どうか宜しくお願い致します。

    pandaさん、どうも失礼をいたしました。
    2013.01.08 22:22 | URL | #Xlf.8pIU [edit]
    panda says..."★光田先生へ★"
    トガクシイヌワラビ・・・・ヤッター!(^.^)>
    先生、ありがとうございました。トゲと羽軸裏の毛にひっかかって、迷っていました。トゲにはあまりこだわらなくてもいいということと、羽軸裏に毛がなかったらヤマイヌワラビとわかります。毛があるから一品種のトガクシイヌワラビなのですね。平凡社の図鑑にも東大出版の図譜にもトガクシイヌワラビは出てきません。Yリストにヤマイヌワラビの別名で出てくるだけです。先生に教えていただかなければ絶対にたどりつけない名前でした。わかって、とてもうれしいです。ありがとうございました。
    写真が暗くてあまりきれいじゃなかったのですが、各部の写真がそろっていたのでアップしました。わからなくてもアップしてよかったです。
    あ、それから撮影地は大分でした。
    2013.01.08 23:01 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    panda says...""
    ★平家蟹さんへ★
    平家蟹さん、こんばんは
    ヤマイヌとタニイヌ・・・私の周りにはタニイヌが多いです。でも平家蟹さんはいろんな所を散策されるから、どんなイヌワラビの仲間が飛び出すのでしょうね。イヌワラビの仲間はやっぱり難しいなぁと思います。検索表をたどっても、ベツモノにたどり着いたり。
    でも、今日のアップは間違っていたけど勉強になったよね。私が間違ったおかげだよ、平家蟹さんよかったでしょ。
    そうそう、「タニイヌワラビやカラクサイヌワラビは葉の中部につく羽片の小羽片が下先」って教えてもらたよ。


    ★花かんざしさんへ★
    花かんざしさん、こんばんは
    イヌワラビの仲間って難しいですね。雑種を作りやすいものはどれも雑種じゃないか?と、逃げてしまうから解らなくなるのかもしれません。ひとつづつ解決していくしかないと思いました。
    長崎の低地にはイヌワラビは見かけなくて、今年初めてイヌワラビの存在に気がつきました。日本で一番普通にあるシダなのにね (^_^;)ゞ


    寒くてもちょっと我慢して散策に出ると、寒いのも忘れて楽しいですよね。里山には時々スミレも咲いていたりして、小さな春を感じたりします。ナンゴクナライシダもわかってよかったね。(^O^)/
    2013.01.08 23:57 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    光田 重幸 says..."ヤマイヌワラビ"
     ヤマイヌワラビのもう一つの特徴として、最下羽片の基部の小羽片は、中部にある小羽片の三分の一程度まで縮小するという点を挙げることもできます。ユノツルイヌワラビはじめタニイニワラビ、ヒロハイヌワラビ、カラクサイヌワラビなどでは、縮小はするものの、ここまでではありません。ただしこの特徴は小さな葉(必ずしも幼体とは限らず、例えば岩の上に着生して小さなままの状態で成熟したようなものを含めて)では当てはまらないことがあります。
     検索表に頼るなと書きましたが、それでは「どうしたらヤマイヌワラビだと見わけられるのか?」この点が、初心者と熟練者を分けるポイントになるのです。たとえばエリカ様は、よく化粧で化けます。彼女の熱心なファンなら、そうとう彼女が化けても、「エリカ様だ!」と見破れるでしょう。伝聞に頼らず、彼女の顔の基本的な作りが頭に入っているからです。私はそこまでのファンではありませんので、ときどき騙されます。それとおなじで、検索表はあくまでそれを作った人のひとつの解釈(の要約)。複雑なグループでは、かえって混乱する要素も含んでいるのです。ヤマイヌワラビの基本を頭に入れるためには、伝聞やネット画像に頼らず、自然界にあるものを自分で観察する以外にはありません。(たとえば、デジタル植物図鑑は希少種を多く取り上げており重要なものですが、ヤマイヌワラビのような普通種については難点が目立ちます。ヘビノネゴザやイヌワラビさえも、ヤマイヌワラビとして報告しているからです)。
     トガクシイヌワラビは大分県でしたか。記録があったかどうか調べてみる必要がありそうですね。鹿児島県では準絶滅危惧種になっています。ふつうは北地に見られるものですから。記事のどこかに都道府県名程度の情報を書いておいていただけると、分布情報の確定に役立ちます。その程度なら、希少種でも獲られることはないでしょう。
     イヌワラビは九州では普通種とはいえないと思います。じつは中国大陸でもそうで、中国から来た研究者が「一度も見たことがないから、イヌワラビを見たいのだが」というので、普通に生育している京大の植物園に案内したことがありました。何か地史的な理由があるのかもしれません。
    2013.01.09 06:35 | URL | #UPCNk2uw [edit]
    光田 重幸 says..."花かんざしさんへ"
     ここ数日の間にアップされたものは、すべて拝見しております。合っていますし、あまりpandaさんのページをお借りするわけにもいかないので(それに、コメントする欄も見当たりませんので)、そのままにしてあります。
     三重県は温暖地ですから、冬場でもじゅうぶんにシダの観察ができるところです。私も冬場には、わざわざ三重県方面まで出向くことがあるくらいですから。ご無理されずに、ときどき出歩かれますように。
    2013.01.09 06:52 | URL | #UPCNk2uw [edit]
    花かんざし says...""
    pandaさんへ

    トガクシイヌワラビだと分かってよかったですね。自分の事のように嬉しいです。
    私の方はまた現地に行く必要があります(葉柄基部の鱗片などの観察に)が、光田先生に(合っています)と嬉しいコメントを頂きました。ヤフーブログはコメント欄を閉じているので、pandaさんまたこの場をお借りして申し訳ありません。さっそくゲストブックを復活させる予定です。

    光田先生へ

    「ここ数日の間にアップしたものは合っています」と嬉しいコメントを頂きありがとうございました。三重県でも南部の方は雨が多く、シダの種類が多いようですね。今年はまず近場から、あせらずにやりたいと思います。ヤフーブログはコメント欄を閉じておりますので、ゲストブック(掲示板)を復活させたいと思います。シダ初心者でよく似たもの、雑種となると全く分からず、もし間違いなどありましたらご教示頂けると有り難いです。もちろん先生のお暇な時で結構ですので宜しくお願い致します。

    2013.01.09 15:08 | URL | #Xlf.8pIU [edit]
    panda says..."★光田先生へ★"
    こんにちは、さっきまで海岸を歩いていました。
    ヤマイヌワラビのまとめをしようと、過去の写真からヤマイヌと思うものを引っ張り出しています。すると、またもや謎に陥ってしまい途方にくれることに・・・苞膜の縁が毛状になっているのです。これはヤマイヌじゃないと脱線してしまいました。先生、私はどんなエリカさまもわかります!ホントかな? (^_^;)ゞですから、ヤマイヌもわかるようにたくさん観察してみることをまず始めます。
    それから、分布の下に撮影地として書くことにします。よろしくお願いします。
    イヌワラビの分布に歴史的な理由があるのですか?雲仙や多良にはあるようです。大陸と陸続きだった頃渡ってきたけれど、温かくなって長崎市街は海面下になってしまったとか、火山活動で焼き尽くされたとか、地殻変動で・・・ (^_^;)ゞあんまり空想してると、追求したくなるのでこのあたりでやめておきます。
    イヌワラビの仲間は、まだまだ観察が必要なようです。
    2013.01.09 17:31 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    panda says..."★花かんざしさんへ★"
    花かんざしさん、さっそくゲストブックに一番のりしてきました。
    でも、私はアドバイスとかできそうにないので、これからもブログのほうにコメントを残しますね。

    それから私のコメント欄はにぎわって楽しかったです。でも自分のブログの中に記録として残ったほうがいいですものね。私も、アップした記事にいろんな方から教えていただいたコメントがプラスされて、内容が深くなっていくのが楽しいです。後から読み返して、なるほどとまたその時読とれなかったことが、後から読むとわかったりもします。
    花かんざしさん、この冬の楽しみをありがとう。私も頑張るよ~イタチシダの仲間  (^_^;)ゞ
    2013.01.09 17:41 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    光田 重幸 says..."???"
     包膜の縁が毛裂していて、ヤマイヌワラビに似ているシダ? 興味をそそられますね。サトメシダは長崎県では稀だというし、サカバサトメシダはpandaさんはよくご存じのはずだし。もしかしたら、雑種のヤマサカバサトメシダ? あるいは、長崎県ではないところのシダ?
     サトメシダ類では、葉柄が紫色を帯びることはなく、すべて淡緑色です。葉柄が色づいているか、まずご確認ください。
    2013.01.09 20:18 | URL | #UPCNk2uw [edit]
    panda says..."★光田先生へ★"
    先生、いつもありがとうございます。
    今日一日ゆっくり考えて、ヤマイヌワラビの変異の範囲内なのかもしれないなぁと思いました。葉柄も紫を帯びていましたし、先生に教えてもらったサトメシダの苞膜はもっと糸状に伸びていました。アップしてみますので見てください。よろしくお願いします。
    2013.01.10 00:26 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    音無 says..."平凡社の検索表"
    はじめまして。
    平凡社の検索表は231ページにて、分岐点の表面に刺はないと記載してありますが、次の232ページ上に検索表の続きがあり、ヤマイヌワラビの記載があります。
    232ページは、231ページの「表面にとげがある」という検索表の続きです。
    なので、ヤマイヌワラビの刺については両方の解釈となっています。
    平凡社に限らず、保育社の田川先生の図鑑でもそうですが、どちらの場合もあり得る時は、種名が2箇所に記載されている事があります。
    なので、私は検索表が間違っているとは思いませんが、いかがでしょうか。
    いきなりお邪魔して、失礼を申し上げる事をお許し下さい。
    宜しくお願い申し上げます。
    2014.12.23 00:02 | URL | #EBUSheBA [edit]
    panda says..."★音無さんへ★"
    はじめまして、音無さん。
    いろんなことと教えていただいてありがとうございます。
    この頃はまだ、検索表を使い慣れていないころなので、いろんなところで行き詰まって右往左往していました。それで231ページの「表面にとげがある」の続きではなく、232ページのFは231ページの下から28行目のFの羽片の柄についての分岐点だと思いました。
    今日もオクマワラビで、「どちらの場合もあり得る時は、種名が2箇所に記載されている」ということで解決しました。まだまだそんな段階なので、何度検索表をたどっても要領をえません。コメントを残してくださってありがとうございました。また教えてくださいね。
    それにしても、イヌワラビの仲間も難しいです、まだまだ分らないものがあります。
    2014.12.23 00:59 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    音無 says..."いえ、とんでもありません"
    とんでもありません、こちらこそ宜しくお願い申し上げます。当方、愛知県在住です。ではまた(^^)。
    2014.12.23 18:23 | URL | #EBUSheBA [edit]
    panda says..."★音無さんへ★"
    音無さん、こんばんは
    愛知県にお住まいなのですね、シダがお好きなのでしょうか。最近は難しいものばかり残ってしまい、なかなか進みません。でも、これはどうかな?と探してきて、あちこち調べるのは楽しいものです。もうしばらく冬の楽しみで散策できそうです。
    2014.12.23 21:51 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    多田弘一 says..."はじめまして・・"
    pandaさん、はじめまして、おはよーございます。
    トガクシイヌワラビの関して調べていたら、pandaさんの所に行きつきました。光田先生のコメントが、大変役立ちますので、引用させていただきます。なを、光田先生にはお許しいただいてます。
    花かんざしさん、ご無沙汰いたしております。また、お教え下さいませ。
    2016.06.13 05:32 | URL | #jzBpMOs. [edit]
    panda says..."★多田弘一さん★"
    多田さん、おはようございます。
    「おはよーございます」でハンドルネームが想像できます。某掲示板では役立つコメントをたくさん読ませていただきました。ROM専門ですがありがとうございます。
    それから、つたないブログですが光田先生にたくさんのことを教えていただき、そのひとつひとつが宝物のように思っています。それがお役に立てるようでしたら、ほんとに嬉しく思います。足跡を残していただいてありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
    2016.06.13 07:23 | URL | #s3xzpNyI [edit]

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