花の日記

山歩(さんぽ)のときに出会った小さな花たちの記録
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シダ・コケ
  • ツクシノキシノブ

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    手を洗おうと、沢へ入ると・・・ミヤマノキシノブ?
    でも、ちょっと違うみたいなのでシダ友さんを呼んで
    いつもの口グセ「これなあに?」

    ○×△!!!

    ○×△ふぉにゃらら!!
    探していたツクシノキシノブらしい・・・ ^m^

    ソーラス

    ノキシノブと比べると、葉は草質で幅が広く先端は細くのびている。
    ソーラスはやや中肋よりかな。
    でも、ノキシノブの仲間を調べているとどれも似ていてわからなくなります。
    調べていると、ニセツクシノキシノブというのもあって・・・

    満月

    湖面にぽっかり浮かんだお月さま、高速走行中だったので横に伸びてしまったけれど
    朝5時出発の九州のヘソ散策は、泣いたり笑ったりの珍道中でした。


    -------------------------------------------------------------------
    ツクシノキシノブ
    分類  ウラボシ科 ノキシノブ属
    分布  本州(紀伊半島南部)~九州
    撮影地 九州内陸部

    山地の空中湿度の高い渓流近くの樹幹、それもやや細い枝や岩上に着生する。

    ソーラス ソーラス ソーラス ソーラス

    葉柄基部 葉柄基部

    ※ツクシノキシノブ×ノキシノブのニセツクシノキシノブかもしれないと連絡あり只今思案中 (^_^;)ゞ
    ※光田先生に、もっと鮮明に写った標本をみていただいて、胞子が正常ということと、根茎の鱗片形からツクシノキシノブの範囲内のものだとわかりました。ありがとうございました。
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    12 Comments

    光田 重幸 says..."ツクシノキシノブ?"
     これもブナ帯での確認ですか? すると九州ではツクシノキシノブの分布の限界にあたりますね。福岡の故筒井貞雄さんが生前に、「ツクシノキシノブは、分布の限界付近ではなぜか岩上に出る」と言っていたのを思い出します。ツクシ典型より少し葉が厚くて細長く、ソーラスはしばしば中間生。同じようなタイプは関東や静岡でも見つかっています。
     問題は、こういうタイプがすべてノキシノブとの雑種かどうかです。胞子は正常なものがあり、そばにノキシノブが見当たらないことも。根茎の鱗片はツクシが広卵形(急尾状になりますが)、ノキシノブではネクタイ形から広線形。もし根茎の鱗片がツクシに一致するようなら、ツクシの一変種または品種として区別することもありえますね。
    2012.09.04 14:58 | URL | #UPCNk2uw [edit]
    panda says..."★光田先生へ★"
    光田先生、ありがとうございました。
    ここはブナの森から下って、1000mくらいではないかと思います。「ツクシノキシノブは樹幹にあるのだと思って探していたのに、岩の上?」とシダ友さんも言っていました。「根茎の鱗片はツクシが広卵形(急尾状になりますが)、ノキシノブではネクタイ形から広線形。」ということを伝えてみます。先生、図鑑にはツクシノキシノブの鱗片は辺縁の色がうすくなると書いてありますが、そうでなくてもかまいませんか?
    これから先は私にはわかりませんので、先生のコメントを伝えてみます。
    2012.09.04 15:27 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    ☆ほし says..."ツクシノキシノブに似たノキシノブ"
    Pandさん、お早うございます。

    ツクシノキシノブ、久々に見られて嬉しいですね。
    かなり昔になりますが、ツクシノキシノブを求めて鹿児島県の森の中をさまよい歩いたことを思い出しました。渓流沿いの枝先にぶら下がってるのを見つけたときには、うれしさで興奮しました。

    光田先生が、同じようなタイプは静岡や関東でも見つかってると書かれてますね。これについては懐かしい思い出があります。

    若かりし頃、富士裾野で開催されたシダ愛好者の会の観察会に参加したことがあります。湿った沢沿いを歩いていたときにツクシノキシノブそっくりのシダが枝先に着いてました。写真や図鑑でしか見たことのないシダに、思わず、アッ、ツクシノキシノブだと声に出してしまいました。
    それを見ていた指導役のT大のK先生から、ツクシノキシノブにそっくりだけど違うとの指摘が。私が、では何という名前ですかとお尋ねしたら、富士の麓だからフジノキシノブと笑いながら答えられました。それを聞きつけた会長であり歌人でもあるNさんが、そんな名前のシダは初めて聞いたと真顔で確認してたことを思い出します。

    このK先生が笑いながら答えたシダが、多分、光田先生の仰るものではないでしょうか。
    静岡や神奈川西部の比較的湿度の高い場所の枝先などで見られます。

    会長のNさんも亡くなられて久しく、K先生も50代で亡くなられてしまいました。K先生の葬儀の祭壇はシダで埋め尽くされていたのを今でもはっきりと覚えています。
    2012.09.05 09:57 | URL | #FEaC.YPY [edit]
    panda says..."★☆ほしさんへ★"
    ほしさん、こんにちは。
    シダは難しいですね、私のような素人には鱗片の確認も難しいです。それで、いつも難しいところはシダ友さんに助けてもらっています。標本をちゃんと洗って、丁寧に確認する作業も一苦労です。でも、探していたツクシノキシノブなのでワクワクしながらの作業だったのかしらと思いますし、それ以上に、光田先生に見てもらえてほんとうに幸せです。

    ほしさんもツクシノキシノブを探されていたのですか?ツクシノキシノブってそんなにめずらしいのかしら、なんて、まだ何もわかっていない私はポカンとしています。でも「これなあに?」と聞いた時のシダ友さんの喜びようは一言で書けないです。これもほしさんが私にミヤマノキシノブが違うことを教えてくださったことが発端です。ブナの森にはたくさんのミヤマノキシノブがついていました。あれだけたくさんみたら、ツクシと雰囲気がちがうことがわかって、それでなかったら、見過ごしてしまうくらい平凡なシダに見えました。

    それから、光田先生の仰るシダと、ほしさんの思い出のシダのお話ありがとうございました。ツクシノキシノブが私にとっても忘れられないシダになりそうです。
    2012.09.05 10:42 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    ☆ほし says...""
    Pandaさん

    実は私、ノキシノブが大好きなんです。“☆ほし”は、私のメアドを見れば意味がおわかりと思います。
    いまだに、どこへ行ってもノキシノブ(の仲間)があると、ドキドキします。

    Pandaさんのお近くには、ヒメノキシノブはありませんか?
    九州南部以南のヒメノキシノブは、かなり違った印象を与えます。
    2012.09.05 11:24 | URL | #FEaC.YPY [edit]
    panda says..."★☆ほしさんへ★"
    メールアドレスから、ウラボシ科がお好きなのがわかりました。その中でもノキシノブが好きなのですね。ノキシノブという名前は私も好きです。冬の寒さや夏の乾燥をじっと我慢して耐えてるけなげなイメージがあります。

    それにノキシノブの丸いソーラスは可愛いですね。

    ヒメノキシノブは少し高い山でしか見たことがありません。小さくて可愛いと思っていたら、先日見たヒメノキシノブはノキシノブに負けないくらい長かったです。

    九州南部以南のヒメノキシノブ、どんなふうに違うのですか?
    2012.09.05 12:18 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    光田 重幸 says..."ツクシノキシノブ"
     ほしさんのおっしゃる「倉田先生のフジノキシノブ」は、いまだに日の目を見ていません。あれは鱗片も少し違いますから、ツクシそのものではないのです。だれかDNA分析でもやらないかなと思っているのですが。
     行方沼東先生にはついにお会いできずに終わりましたが、トネハナヤスリやキヨスミオオクジャクの学名に名を残されましたね。こんな昔のことをご存じのほしさんにお会い(再会?!)できて、うれしく思います。
    2012.09.05 13:15 | URL | #UPCNk2uw [edit]
    panda says..."★光田先生へ★"
    光田先生、こんばんは
    光田先生のお話と、ほしさんのお話がつながってなつかしいですね。シダは鱗片一つで変わるのですね。それにソーラスの位置だけでも変わるし、カタチは同じでも胞子の数というのもあるし・・・
    一つ一つクリアしていきます p(^ ^)q ガンバ
    2012.09.05 20:34 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    ☆ほし says..."フジノキシノブ"
    光田先生

    フジノキシノブ、まだ未解決なのですか。
    倉田先生の一言以来気になり、このタイプを見つけると標本をつくってました。
    当時はDNA鑑定など夢にも考えられませんでした。イノデ?のアイソザイムのパターン分析の論文は見た覚えがあります。

    九州南部から奄美地方に分布するヒメノキシノブの一型は、どなたか研究はされたのでしょうか?学生時代から気になってます。

    染色体数の研究もこの頃に盛んだったと記憶してます。主に減数分裂で数えていたようですが、広島大では核型分析もやってたと聞いたことがあります。

    この観察会、多分1967年頃と記憶してます。このときの写真を見ると、行方会長、伊藤先生、倉田先生、科博に行ったNさん、伊藤先生の研究室のDさん、同じく新進気鋭のSさん、案内をしてくださった湯山さん?などそうそうたる顔ぶれが見られます。

    私の知識は当時のままです。いろいろと教えを請うと思いますが、今後とも、よろしくお願いいたします。
    2012.09.06 09:37 | URL | #FEaC.YPY [edit]
    光田 重幸 says..."ヒメノキシノブ"
     ここは掲示板ではなくpandaさんのHPなので気がひけるのですが、行きがかり上pandaさんお許しください。
     九州南部から奄美方面にいっぷう変わったヒメノキシノブがあることは事実です。いまのところ、これはヒメノキシノブのままだと思います。
     じつは中国大陸では膨大な種類のノキシノブ類が記載されていて、うかつに手を出せないのです。このヒメノキシノブ類似品は、ハチジョウウラボシに近縁であることは衆目の一致するところでしょう。ところが、小笠原特産のホソバクリハラン(クリハラン類ではなく、ノキシノブ類)も、中国で行われた葉緑体DNAの分析結果では、ヒメノキシノブやハチジョウウラボシとごく近縁であるというのです。信頼性はともかく、仰天する結果であることは間違いありません。
     ナガオノキシノブにしても、中国のangustusにあたることは認めますが、これとsuboligolepidus(和名ヒロハノキシノブ、ただし中国でいわれているものは葉が非常に細い)との関係もよくわかっていません。
     つまり、ノキシノブ類を整理しようとすれば、中国へ出向いて、あの広い大陸をさまよう必要がありそうなのです…。
    2012.09.06 14:34 | URL | #UPCNk2uw [edit]
    panda says..."こんにちは、今日も暑かったですね。"
    ★光田先生へ、☆ほしさんへ★
    ツクシノキシノブからお話が弾んで、ウラボシ科の好きなほしさんには興味の尽きない内容なのでしょうね。私のお友達にもシダの好きな人がたくさん読んでいますので、きっと光田先生の回答を待っていらっしゃるのではないかと思います。先生ご配慮ありがとうございます。

    私もわからないながら、ハチジョウウラボシやホソバクリハランを図鑑で見てみました。シダ友さん達が時々つぶやいている内容が読めました。ほしさん、きっと私の友達も聞きたかった内容だと思います。ほしさん、ありがとうございました。
    2012.09.06 16:42 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    ☆ほし says...""
    Pandaさま
    PandaさんのHPで、話題がとんでしまって申し訳ありません。つい夢中になってしまいます(汗)
    でも、こんなに盛り上がってしまったのも、PandaさんのHPがあったからこそですね。ありがとうございます。

    光田先生
    ノキシノブは、なかなか一筋縄ではいかないようですね。
    ホソバクリハランがヒメノキシノブに近縁とは、まったく想像もしなかったです。
    昔、倉田先生に御著書のノキシノブ類の論文を頂きました。これを読んですっかりノキシノブの虜になってしまいました。
    学生時代に、ノキシノブをやりたいと先輩のSさん(現A教育大)に話したら、君にはとても無理と笑われた思い出があります。
    2012.09.07 07:41 | URL | #FEaC.YPY [edit]

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