花の日記

山歩(さんぽ)のときに出会った小さな花たちの記録
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シダ・コケ
  • イヌワラビ

  • イヌワラビ?

    イヌワラビの仲間はとってもややこしいです。変異も大きいと書いてあるし、
    雑種もたくさん作るということだから、どれが典型なのかよくわかりません。
    ただ、日本で一番普通にあるといっても、
    長崎では涼しいところに行かないと目にかからないので
    ココロをかき乱すほど悩ましいということはないのですが・・・ (^_^;)ゞ

    イヌワラビ?

    一枚目の写真と2枚目の写真は上下に重なって生えていました。
    同じものかしら?と思うくらい雰囲気が違います。
    下の葉には、葉軸の真ん中あたりの一部にしかソーラスがついていませんでした。

    羽片

    それで、羽片を並べてみて同じものかなと思ったのでした。

    最下羽片

    葉は柔らかい草質で、葉身は2回羽状~3回羽状深裂で先が急に細くなってます。
    羽片は先がとがり短柄があり、下部では長柄になって、
    最下羽片の下向き第一小羽片は欠落していることが多く、小羽片は先のほうでは基部が羽軸に沿着してます。

    ソーラス

    ソーラスは中間~中肋寄りにつき、包膜は三日月形、鉤形、馬蹄形。
    葉軸や羽軸はやや紅紫色を帯び、淡褐色の鱗片をまばらにつけています。

    これがイヌワラビなのかどうか・・・まだ2箇所でしか見たことがないのでよくわかりません。
    間違っていたら教えてくださいね <(_ _)>

    イヌワラビ

    光田先生に「イヌワラビ類の根茎は短く固まり、斜上から直立するのが普通ですが、暖地産のイヌワラビ類では、イヌワラビとウラボシノコギリシダだけが地下を横走する根茎を持ちます。イヌワラビはウラボシノコギリシダと非常に近縁でホクリクイヌワラビ(イヌワラビ×ウラボシノコギリシダ)はときどき見られますが、他のイヌワラビ類との雑種は知られていません。」と教えていただきました。私にとってはこの2つ「横走する根茎」「他のイヌワラビ類との雑種は知られていません」は、イヌワラビを見分ける時とても参考になりました。長崎でも少し涼しくなるところではイヌワラビはよく見かけます。そしてその変異の多さに気がつきましたが、根元を見ればこんなふうに横に這っています。

    イヌワラビ

    よく見かけるイヌワラビの葉です。


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    イヌワラビ
    分類  イワデンダ科  メシダ属
    分布  北海道~九州

    平地から山地にかけて普通に見られる夏緑性のシダ。上部は急に細くなって穂状になる。

    羽軸

    羽軸裏の毛は無毛。

    ※分類体系は平凡社「日本の野生植物シダ編」に従っています。
     現在はウラボシノコギリシダ属
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    2 Comments

    光田 重幸 says..."イヌワラビ"
     イヌワラビで問題ありません。
     「やるぞ、やるぞ」とpandaさんが言っていたイヌワラビ類。なかなかアップされないところをみると、難儀しているようですね。でも最初にイヌワラビをアップされたのは、正解でしょう。非常に変異が多く、石垣などに生えたものでは羽片は鈍頭で、全体が細長く単羽状に近い姿になりますが、簡単な見分け方は横に長く這う根茎です。
     イヌワラビ類の根茎は短く固まり、斜上から直立するのが普通ですが、暖地産のイヌワラビ類では、イヌワラビとウラボシノコギリシダだけが地下を横走する根茎を持ちます。もっとも、石垣に生えたものなら抜かない限り確認は難しいですが。
     DNA分析の結果、イヌワラビはウラボシノコギリシダと非常に近縁で、他のイヌワラビ類とはそれほど近くないことがわかりました。ホクリクイヌワラビ(イヌワラビ×ウラボシノコギリシダ)はときどき見られますが、他のイヌワラビ類との雑種は知られていません。将来的にはイヌワラビはAthyriumから除かれる可能性があります。
     イヌワラビにはニポニクム(日本の)という学名がついており、日本の暖地では普通種です。イノモトソウと同様に人間くさいところに多く、人間の活動に伴って分布を広げた可能性があります。
    2012.08.19 19:24 | URL | #UPCNk2uw [edit]
    panda says..."★光田先生★"
    先生、こんばんは。そして難儀してます・・・でもイヌワラビがひとつわかってよかったです。ありがとうございました。
    でも、まだイヌワラビがどんなふうに変異しているのかわかりません。単羽状に近い姿・・・気がつかなかっただけで、長崎にも普通にはえているのかもしれないです・・・( ̄. ̄;) ポイントは横走する根茎ですね。それから、ウラボシノコギリシダは裏山には多いのでホクリクイヌワラビもあるかもしれませんね。ウラボシノコギリシダは一目でわかるので変だと思ったら裏返してみます。

    先生、今まで夏にシダを見て回ることがなかったので、夏緑性のシダがあちこちで私を悩ませます。もう抱えきれないくらい不明のシダがたまっています。また見てくださいね。
    2012.08.19 20:50 | URL | #s3xzpNyI [edit]

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