花の日記

山歩(さんぽ)のときに出会った小さな花たちの記録
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シダ・コケ
  • オオヒメワラビモドキ

  • オオヒメワラビモドキ

    水が流れ出す岸壁にはえていました。
    てっきりオシダ科だと思って、検索表を行ったりきたりするのだけれどわかりません。
    根本的に間違っているのかもと、またもSOS発信 ・・・---・・・ v(^^*)
    オオヒメワラビモドキと教えてもらいました。

    オオヒメワラビモドキ

    葉は2回羽状深裂で草質。

    オオシケシダ属はまだぜんぜんわかっていません  (^_^;)ゞ

    葉表

    羽片は無柄、深く切れ込んでいます。

    葉表

    葉脈は分岐して、下面に盛り上がっているのではっきり見え、
    中軸羽軸には黒い鱗片があって。脈には毛がはえています。

    ソーラス

    ソーラスは中間で小さめ、

    ソーラス

    ↑上の先端の葉のソーラスを見て、オシダ科だと思い込んだのが間違いでした。
    その呪縛からやっと抜け出したオオヒメワラビモドキでした。ありがとう!

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    オオヒメワラビモドキ
    分類  イワデンダ科 オオシケシダ属
    分布  本州(北陸東海地方以西)~九州

    低地の林縁ややや湿った林床にみられる夏緑性のシダ。

    ソーラス ソーラス

    葉柄基部の鱗片 葉柄基部の鱗片
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    4 Comments

    光田 重幸 says..."オオヒメワラビモドキ"
    はい、これはウラボシノコギリシダとならんで、オシダ科と間違えやすいもののひとつ。
    オシダ科であるかどうかを見わける便利な特徴は、葉柄に入る維管束の数。オシダ科やヒメシダ科はそれが多数あって、太さもばらつきますが、イワデンダ科やチャセンシダ科ではかならず二本で、同じ太さです。
    チャセンシダ科では葉の表面で葉脈が多少なりとも盛り上がりますが、オシダ科ではくぼんだまま。こうやって科を絞り込んでゆくのが高等テクニックなのです。
    オオヒメワラモドキと間違えやすいものにコウライイヌワラビモドキ(Deparia henryi, Dryoathyrium henryi)があります。今のところ京都府と奈良県にしか知られていませんが、中国大陸に結構広く分布しているので、中国にちかい九州西部にも出てくると思います。
    2012.07.24 03:30 | URL | #UPCNk2uw [edit]
    panda says..."★光田先生へ★"
    光田先生、おはようございます。梅雨があけたとたん蝉時雨、涼しい風を入れようと窓を開けるとセミの大音響に夏になったのだなぁと思いました。

    シダの観察をしていて葉柄や中軸、羽軸を撮ると、表にミゾがあるものがあるのですが、これは維管束の数と関係ありますか?コメントを書き終えてから図譜と見比べてみます。シダはまだ科を絞ることができず、以前見たことのあるシダの中で似たのを手がかりに名まえを探していました。先生からひとつヒントをいただいたみたいです。

    コウライイヌワラビモドキを検索してみました。中国の図譜と写真が出て来ましたが、ほんとによく似てるのですね、パッと見た違いはソーラスなのかなぁ・・・長崎ではオオヒメワラビモドキも見かけないシダなので、似たのを見かけたらシダ友さんに見てもらって、そうかもしれない時は光田先生に相談しますのでよろしくお願いします  ^m^
    2012.07.24 09:29 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    光田 重幸 says..."オオヒメワラビモドキ"
     葉柄や中軸、羽軸の表に溝があるのと、維管束の数は関係あるかとのお尋ねの件。一般論としては「ない」というべきでしょうね。ただ、イワデンダ科などの軸の断面をみると、維管束が結合してU字型になっていたり、逆ハの字型に並んでいたりします。これなど、溝と対応しているようにも見えるのですが、溝があるものが必ずこうなっているとはかぎらず、やはりカミソリなどで切ってみるべきです。
     コウライイヌワラビモドキの根茎はオオヒメワラビのように短く固まり、オオヒメワラビモドキのように長く這うことはありません。また、オオヒメワラビモドキのような黒い鱗片はありません。ソーラスはU字型からJ型で、円形になることはありません。慣れれば小羽片状の裂片の形でオオヒメワラビモドキと区別できますよ。
    2012.07.24 14:45 | URL | #UPCNk2uw [edit]
    panda says..."★光田先生へ★"
    溝と維管束の数、関係ないのですね。私は以前、知らずに希少種を1本標本にしたことがあるんです。名前がわかってびっくり、冷や汗でした。(その標本は大学に寄付しました) それ以来、知らないシダは標本にしないことにしてるのです。シダ友さんがいるときは、聞いて標本にもらったりもするのですが。ですから、やっぱり私には迷いながらsos発信するしかないみたいです。でも聞ける人がいるので幸せです。先生にも見ていただけるので完璧ですね。
    コウライイヌワラビモドキの特徴、ありがとうございました。出会えたらうれしいです。京都奈良に続けるかしら?
    2012.07.24 16:33 | URL | #s3xzpNyI [edit]

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