キクタニギク
キクタニギクとシマカンギクは長崎市内では混生しています。
それで、シマカンギクの花が小さいものは、どっちなのか見分けることができなかったので、
はるばる100キロ以上離れた小島までキクタニギクを見に行ってきました。
この島内を半周してみましたが、キクタニギクしかみかけません。
小春日和のあたたかい一日、あーでもない、こーでもないと時間の過ぎるのが早いことv(^^*)
この数日、いろいろ教えていただきながら考えたことをまとめてみます。
間違っていたら、教えてくださいね <(_ _)>
山沿いの道わき、田んぼのあぜ、崖に普通に咲いていました。
茎はそう生して、1-1.5mと、花は小さいけれどヒョロヒョロと伸びています。
キクの香りがあたりにただよって、のどかな風景
シマカンギクに比べると花柄が短く、花房は分枝して頭状花序をつくっています。
花も1.2-1.5cmと小さくて
一度見ると、シマカンギクとは雰囲気が違うことがわかります。
この島はキクタニギクしか見かけませんでした。
それが、となりの島にはキクタニギクはありません。シマカンギクです。
お隣同士なのに面白いですね。
普通のシマカンギクは花がキクタニギクより大きいので、総苞片をみなくてもわかります。
でも、念のためにパチリ。みただけで違いますよね。
特に総苞外片は、キクタニギクは線形です。
頭花が1.5cmくらいの小さいシマカンギクとキクタニギクです。
↓でも、実際はこんなに小さいので大きくすると
キクタニギクの総苞には白い軟毛が多くて、シマカンギクより白っぽい気がします。
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キクタニギク
別名 アワコガネギク アブラギク
分類 キク科 キク属
分布 やや隔離的で、東北地方南部から関東北部、近畿地方、九州北部の3か所に分かれている
葉はシマカンギクに比べると、羽状に深裂し、薄い。
総苞片
茎も毛があり白っぽい。
私の近くの野山ではほとんどがシマカンギクです。でも海岸の崖地にたまにキクタニギクがあります。そして、キクタニギクかシマカンギクか悩むようなものもあります。それが気になって気になって・・ (^_^;)ゞ
2012/11/25
長崎市内にポツリポツリと分布するキクタニギク。福島産キクタニギクと雰囲気は違いますよ。ね